歌舞伎座に行ってまいりました。
欲張って、一部と二部です。
まずは第一部。
新作歌舞伎「あらしのよるに」です。
アニメ映画にもなったベストセラー絵本がまさかの歌舞伎に。
世界観も演出も新しく、でもそれでいて古典的でもある。。。歌舞伎に触れたことのない方でも、お子さんでも楽しめるような作品でした。獅童さんのがぶ(狼)にずっと笑っていました。
第二部。
「吹雪峠」
「菅原伝授手習鑑 寺子屋」です。
「吹雪峠」は、男、、、いや漢というのはこうあるべきなのかと、考えさせられる作品でした。なかなか真似できるものではありません。中車さんの直吉、カッコよかったです。
続いて「寺子屋」。
歌舞伎を観ていて初めて、涙がこぼれるまで泣きました。
勘九郎さんの松王丸。松也さんの源蔵。七之助さんの千代。思い返しただけで目頭が熱くなってきます。素晴らしいお芝居でした。
物語の終盤はあちらこちらで鼻をすする音が聞こえていました。私の近くに座っていた女性からは、嗚咽にも似た泣き声が。。。
そして帰りには、歌舞伎座に行く時は必ず立ち寄るカレー屋さんでシメです。
充実の木曜日。