FUJI TELEVISION Announcer's Magazine アナマガ

Tomorrow is another day〜海と泰陽が有るかぎり〜

ブルーとイエロー

2017/02/21 09:49
posted by 新美有加
こんにちは
新美です(^◇^)


今週末は、笠井アナにオススメしてもらった
『ビッグ・フィッシュ』を観劇してきましたよー!

最近趣味が充実しているのが嬉しくて長めの感想を更新してしまいがちです、すみません( ´ ` )




ティム・バートン監督による同名映画のミュージカル。
川平慈英さん主演での日本版を観てきました!



昔から自分の武勇伝をみんなを引き込むほどに巧みに話す父と、
いつからかそんな大げさに話す父を疎ましいと思うようになってしまった息子の胸の内が
物語の軸として展開していきます。


まず引き込まれるのは、父役川平さんの武勇伝を語る歌のシーン!
息子に、人生のヒーローになれ、と説く素敵なナンバーなんです。
(私はここで、すでに元気を貰い、目が潤みました。)


とにかく、ティム・バートン監督の世界観そのままに
川平さんの楽しそうに歌い踊る様子がとにかく印象的で…!
この役は川平さん以外考えられないと思ってしまうほど、嬉々と歌って踊る姿が素敵なのです。


そんな父をいつからか恥ずかしいと思うようになる息子を演じるのが浦井健治さん。
(後に出てくる浦井さんのナンバーも、気持ち良さそうなんです歌っていて!)


近いからこそ分かり合えない、父子の難しさ…
その感情のぶつかり合いを、お二人で演じているのですが、
とてもリアルというか、親子あるあるなんです。


どちらも素敵なんです。
だからこそ、お互い分かり合えないんですよね、親子って。近すぎて。
自分もどこか似ているからこそ、腹立たしい時があるというか。



1人で観に行ったこともあり、ウルウルときても
涙は流さないだろうと勝手に思い込んでいたのですが、間違っていました。
久しぶりに鼻をかみたくなるほど泣きました。


物語が終盤に近づくにつれ、涙が止められないんですよ!

父と子の心が通いはじめ、似ていないと思い込んでいた父子が
ちゃんと親子のバトンが渡されていることを観ている人が気づきはじめるんです。


どれだけ父(川平さん)が人望の厚い人間なのか、
こうやって人生もループしているんだと気づかされるラスト。

数時間前からもう一度見直したくなるようなくらい、いいラストが待っているんですよ。


終わったあと、なんとなく家族と話したくなるような
観たあとの余韻がなんとも心地よい作品でした。
涙は、だーだー出るのですが、すごく元気づけられる作品なのです。



親子で観るとまた違うんだろうなあ。



ちなみに私の大好きな組み合わせ、
ブルーとイエロー。
あるシーンに印象的に使われているんです。
より大好きになりました。


みなさまも、ぜひ、機会があれば!


にいみ