更新日:2016年08月18日

日本卓球代表、打倒中国なくして金メダルなし!?

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    2016年8月18日
    男子団体の決勝が行われ、日本は中国と対戦。1試合目の丹羽孝希が敗れるも、2試合目でエースの水谷隼がフルセットの末に大金星。しかし、1勝1敗で迎えた3試合目で丹羽・吉村真晴組が敗れると、4試合目で吉村も敗れ銀メダルに終わった。


    2016年8月17日
    女子団体の3位決定戦が行われ、日本がシンガポールと対戦。1試合目で福原愛が敗れたが、2試合目で石川佳純、3試合目で伊藤美誠・福原組が連勝して王手をかけると、4試合目で伊藤も勝利。銅メダルで、2大会連続のメダル獲得となった。


    2016年8月16日
    男子団体の準決勝が行われ、日本はドイツと対戦。1試合目で吉村真晴が敗れるも、2試合目にエースの水谷隼が、3試合目で丹羽孝希・吉村組が勝利。4試合目に水谷が再び勝利して、ドイツを下し決勝進出が決定した。日本は銀メダル以上が確定した。


    2016年8月15日
    女子団体の準決勝が行われ、日本がドイツと対戦。1試合目で伊藤美誠と3試合目の伊藤・福原愛組が敗れるも、エースの石川佳純がシングル戦で2勝。2勝2敗で迎えた第5試合目だったが、福原が敗れ決勝進出ならず。3位決定戦に進むことになった。


    2016年8月12日
    男子卓球の水谷隼が3位決定戦で、ウラジーミル・サムソノフ(ベラルーシ)に4−1で勝利し銅メダル。五輪で日本卓球界初の個人メダルを獲得した。


    2016年8月11日
    福原愛が銅メダルをかけて、キム・ソンイ(北朝鮮)と対戦。五輪で日本卓球界初の個人メダルを目指したが、石川佳純を3回戦で破った難敵に1−4で敗れた。


    2016年8月10日
    世界ランキング8位の福原愛が、準決勝でロンドン五輪金メダルの李暁霞(中国)と対戦。悲願の決勝進出を狙ったが、前回王者に0−4でストレート負けし決勝進出ならず。3位決定戦にまわることになった。


    2016年8月9日
    世界ランキング8位の福原愛が、準々決勝で同4位のフェン・ティアンウェイ(シンガポール)と対戦。福原は、ロンドン五輪銅メダルのフェンに4−0で勝利。3戦連続ストレート勝ちで準決勝に駒を進めた。男子の水谷隼も、マルコス・フレイタス(ポルトガル)を4−2で下し、日本男子初のベスト4に駒を進めた。女子の準決勝は日本時間10日に行われ、福原はロンドン五輪で金メダルを獲得した李暁霞(中国)と対戦する。男子の準決勝は同11日で、水谷は馬龍(中国)と顔を合わせる。


    女子団体は銀メダル以上を狙う

    卓球で圧倒的な強さをほこる世界王者・中国。日本はこの強敵を倒すことを長年の悲願に据え、卓球界を挙げて選手強化に取り組んできた。リオデジャネイロ五輪でも、打倒中国なくして日本の金メダルはあり得ない。

    特に女子団体は、銀メダルを獲得した2012年ロンドン五輪以上の結果を求められている。その大きなプレッシャーの中、大一番に臨むのはエースに成長した石川佳純(全農)と最年長の福原愛(ANA)、そこに弱冠15歳の超新星・伊藤美誠(スターツ)を加えた新たな布陣。狙うのは「最低でも銀メダル」と3人が口をそろえる。



    シングルス決勝が終わった翌日、12日から始まる団体戦はポーランドが初戦の相手だ。順当に勝ち進めば、強豪国の一角であるドイツと準決勝であたる。ドイツに勝てば、決勝の相手は中国でまず間違いない。ちなみに団体戦はシングルス2試合、ダブルス1試合、シングルス2試合で行われ、先に3試合を取ったチームに軍配が上がる。

    日本女子チームの基本オーダーはシングルスで石川を2点起用し、ダブルスには福原・伊藤ペアを起用。残りのシングルスに福原、伊藤を使うと見られる。エースの石川はロンドン五輪以降、積極的に男子ナショナルチームと練習を積み、左利きならではの特殊な回転にパワーをつけてきた。チームの軸になるのはやはり、石川。その脇を五輪出場3度目で経験豊富な福原、15歳とは思えない強靭なメンタリティーと爆発力が魅力の伊藤が固める。



    シングルスに出場する石川と福原は、それぞれ3回戦(7、8日)から登場。第4シードの石川は準決勝で中国のナンバー2・丁寧と当たるブロック。もし、そこで敗れたとしても3位決定戦でメダル獲得の可能性が残る。一方、第8シードの福原は準々決勝でフォン・ティエンウェイ(シンガポール)、準決勝でロンドン五輪の金メダリスト・李暁霞(中国)ら強敵と当たる厳しい位置に入った。



    男子の筆頭は不動のエース・水谷隼(beacon・LAB)。第4シードのシングルスは順当に勝ち上がれば、準決勝で世界ナンバー1の馬龍(中国)と対戦する。ロンドン五輪ではシングルス、団体ともにメダルを期待されながら、プレッシャーから完敗した水谷。北京、ロンドンに次ぐ五輪出場となるリオデジャネイロでは、3度目の正直でメダル獲得に挑む。

    その水谷と丹羽孝希(明治大学)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)で臨む団体戦は、奇しくも女子と同じポーランドが初戦の相手。2回戦では油断大敵の香港と当たるなど、一戦一戦、厳しい戦いを強いられそうだ。

    (文/高樹ミナ)

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