五輪に2大会連続出場する女子57キロ級の濱田真由が、日本勢としては16年ぶりのメダルを目指す。18歳で出場したロンドン五輪は、5位入賞だった。その後は2013年の世界選手権で銀メダルを、2015年の世界選手権では日本人初となる金メダルを獲得した。着実にステップアップした22歳は、2000年のシドニー五輪で銅メダルを獲得した岡本依子以来のメダル奪取なるか注目される。
韓国発祥のテコンドーは、ポイントが認められるのは、胴部または頭部のプロテクターへの攻撃のみで、胴体へはパンチと蹴りの両方、頭部は蹴りのみが可能となっている。それ以外 (体の後面・下段) への攻撃は厳禁だ。技の難易度によってポイントが異なり、例えば、胴プロテクターへの有効な攻撃は1点だが、頭部得点部位への有効な回転蹴り、つまり頭部への回し蹴りは4点となる。試合は1ラウンド2分の3ラウンド制。勝敗は、より多くの得点を獲得した選手が勝利するポイント制。また、KOやTKOなどで勝敗が決することもある。
全日本テコンドー協会は、リオ五輪でメダル獲得者には報奨金を贈ることを発表した。金メダルなら1,000万円、銀なら500万円、銅でも300万円。同協会初の試みが、選手への発奮材料になることは間違いない。
テコンドーは日本時間17日からスタートし、岡本が出場する女子57キロ級は同18日に行われる。