真実を見破れ! あなたの見えない世界!

『ある動物がしっかりと写っている』
こちらはカナダで撮影された冬の牧場写真。
実はこの中に “ある動物” が写っている。
あなたには見えるだろうか?
その動物は、1頭ではなく大量にいます。


中央から奥に向かって、枯れた草原のように見えていた部分、その手前側にいるのが…すべて羊!
その数、実に550頭!
羊は 確かにそこにいるのにわからない!
まさに、あなたの見えない世界!


『神ワザ! リアルな立体刺繍』
一見、本物と見間違いそうになる程、リアルに作られた作品!
実はこれ、刺繍!
しかも、接着剤や綿などは一切使わず、糸のみで作っているという。
本物そっくりの立体感をどうやって出しているのか?


これらの超リアルな立体刺繍を製作したのは、静岡県在住のクリエイター yacmii(ヤクミィ)さん。
その作り方とは…リアルさを求めるために450色以上の刺繍糸の中から、より本物に近い色を選択。
刺繍糸は、6本の細い糸がゆるく合わせられている。
一般的な刺繍では、作品に合わせて6本のまま使ったり、3本に減らして使ったりするのだが、ヤクミイさんは、これを1本にして使用する。


ベースとなる布に、作品の輪郭を刺繍。
その中に 糸を何重にも重ねていく。
ビスケットの焼き色などに合わせて色を変えながら、糸だけで立体感を作り出していく。
立体感が出たところで、ベースの布を裁断。
こうして出来上がったパーツを組み合わせて、一つのビスケットが完成する。
制作期間は、平均 およそ1ヶ月。


自らの作品を本物の中に混ぜた写真をSNSにアップすると…どれが刺繍なのかと思わず探したくなることから、「かくれんぼ刺繍」と呼ばれ、ネットで話題に。
すると、どれが刺繍なのかと思わず探したくなることから、「かくれんぼ刺繍」と呼ばれ、ネットで話題に。
本物そっくりの立体刺繍、その裏には、糸を何重にも刺繍していく地道な努力と、遊び心が隠されていた。


『リアルな絵! 何で描いた?』
黒いキャンバスに描かれたリアルな虎。
非常に繊細なタッチだが、実はこれ、筆や絵の具は一切使用していない。
では、いったい、何で描かれているのか?
この作品に隠された真実、見破れますか?


絵をこすると、あっという間に消え去ってしまった。
いったい、どういうことなのか?
使っているのは白い粉…その正体は、塩!


製作したのは、クロアチア人 アーティスト、ディノさん。
ディノさんは、世界でも珍しい塩アーティスなのだ!
下絵はなく、黒いキャンハ゛スの上に、塩の量た゛けて゛濃淡を表現しリアルな絵を描いていく。
そのため、すく゛に消えてしまうのた゛。


ディノさんがこの手法を思いついたのは、6年前。
もともとはリアルな鉛筆画を描いていたのだが、絵の描きすぎで手首を痛めてしまい、どうにか手首に負担をかけずに表現する方法を模索していた。
そんな折、粉を撒くという方法を思いついたのだという。
塩を使うことに決めたのは値段も安く、どこでも買えて、タッチがエアブラシで描く絵によく似ていたから。
ディノさんによると、完成した絵を一気に消し去るまでが、ひとつの作品なのだという。


さらに、こんな作品も生み出した。
黒いキャンバスの上に塩で描かれていくモナリザ。
これまでの作品に比べ、不気味なタッチに仕上がっている。
だが、この作品、写真のネガのように色調を反転させると…美しいモナリザに早変わり!
実はディノさん、脳内で色調を反転した時のことを計算して、描いていたのだ!
黒いキャンパスに描かれた絵…それは、絶妙な塩加減で描かれた斬新なトリックアートだった。


『立体なのに絵!? マル秘技法』
一本一本の毛並みまでリアルに浮かび上がるこちらの動物の顔。
まるで、そこに本物がいるかのような立体感がある。
しかし、実はこれ、絵の具だけで描かれている。
なぜ、これほどまでに動物の顔が立体的に見えるのか?
作品に隠された真実! あなたは見破れますか?


実はこれ、アクリル板に一枚ずつ動物のパーツを描き、断層になるように重ねて作成された作品。
アクリル板を重ね合わせることで奥行きが生まれ、あたかも本物の動物がいるかのように立体的に見えていたのだ。


この作品を作ったのは、現在、大学の博士課程で芸術を研究をしている、コロンビア人アーティスト、ゴメスさん。
6年前、絵で立体感のある動物を表現できないか考えていたところ、アクリル板を重ねて奥行きを出す手法を思いついたという。
様々な動物を、ヒゲ一本一本に至るまで表現。
緻密な作業を繰り返し、層にすることで、絵の具で描いたとは思えない立体感を生みだしている。


最近では、動物以外に人物や風景の作品も製作している。
まるで本物のように立体的に見える動物の絵。
そこには、若き芸術家の繊細な技術とアイデアが閉じ込められていた。


『ガラクタが仰天アートに!』
壁に掛けられた一枚の鮮やかな風景画、実はこれ、絵ではない。
作品に近づいてみると…なんと 立体!
しかも、よく見ると、おもちゃやプラスチックの破片など、ガラクタのようなものが寄せ集められている。
しかし 再び離れてみると、立派な絵画に!


この不思議な作品は、アメリカ在住の芸術家、トーマスさんによって制作されたもの。
彼が作品作りに使うのは、ゴミ捨て場から拾ってきたガラクタ。
作品に使われているのは、多くがリサイクルできないプラスチック製品。
それらを 色付けや加工は一切行わず、捨てられた状態のまま、ネジや接着剤などを使って繋ぎ合わせていくという。


トーマスさんは、作品についてこう話す。
「私の作品には二つの側面があります。芸術として認識される面と、価値のないガラクタとして認識される面です。一方から見ていた現実が、近づくことで崩れてしまう。つまり作品の本当の姿に気づいてもらうことで、消費社会に対する問題を提起しているんです。」


その驚きの作品の数々を、ご覧いただこう。
近くで見ると、おもちゃや破れたネット、サングラスなどを、適当に重ねただけにしか見えないこちらの作品、それが蝶々に!
使われるガラクタの数は、大きな作品で およそ10000個。
奇想天外な彼の作品には、300万円以上の値がついたことも!


大人気アーティストのトーマスさん。
近所の子供達からはガラクタおじさんと呼ばれ、今ではゴミを拾わずとも、世界各地から、材料としてゴミが届くのだという。
ガラクタを寄せ集めたアート…それは「使えなくなったらゴミ」という常識に、一石を投じる、エコなアートでもあった。


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