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#1 試写室で号泣する人が続出!極上のロマンティックストーリー
映画『今夜、ロマンス劇場で』稲葉直人プロデューサーにインタビュー

『今夜、ロマンス劇場で』企画・プロデュース稲葉直人プロデューサー
1977年生まれ。2001年にフジテレビに入社。これまでに『劔岳 点の記』(2009年)、『SP 野望篇/革命篇』(2010年、11年)、『テルマエ・ロマエ』シリーズ(2012年、14年)、『真夏の方程式』(2013年)、『バンクーバーの朝日』(2014年)、『信長協奏曲』(2016年)などの映画を手がけ、2013年には、優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を受賞している。

映画から飛び出してきたお姫様と、彼女に翻弄されながらも思いを寄せる映画青年。違う世界の住人だったふたりが恋に落ちた結末は…?この冬、最高にホットでグッとくるラブストーリーが綾瀬はるかさん&坂口健太郎さん共演による『今夜、ロマンス劇場で』です。試写で号泣する人が続出中というこのロマンティックなラブストーリーについて、企画・プロデュースを手がけた稲葉直人プロデューサーに聞きました。

  • 稲葉直人さん
    完成まで10年を要したのは、綾瀬さんの相手役を探していたから

この作品の発案は10年前だったそうですね。

2008年に映画『ハッピーフライト』で綾瀬はるかさんとご一緒した時、コミカルからシリアスまでお芝居の振り幅が大きいだけでなく、とてつもなくチャーミングで、それがどこまでもユニークな女優さんだと思いました。そこで、おこがましいのですが、綾瀬さんの魅力を最大限引き出せるような映画を作るならどんな役柄がいいだろうかと考えて、パッと思いついたのが「お姫様役」でした。もちろん、リアルなお姫様ではなく、『ローマの休日』のアン王女と黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』の雪姫を足し合わせたようなイメージで、そんな白黒映画の中のお姫様が、白黒のままポンと現実の世界に飛び出してきたら面白いんじゃないか、と思ったのが始まりでした。

そこからすぐにプロットを作られたのですか?

基本的な構想は、数日内に出来上がりました。そこから完成まで10年かかった一番の理由は、綾瀬さん演じる美雪の相手役を探していたからです。美雪を映した映画が好きで繰り返し見ていた青年で、映写技師なのか助監督なのか脚本家なのか――結果的にそのすべての要素を内包しましたが、その青年役の俳優さんがなかなか見つからなかった。それから何年も経ったのですが、『ヒロイン失格』(2015年)を観たときに、Sっぽい役を演じる坂口健太郎さんに、なぜか“情けなさ”と純真さを感じてしまい、「ついに現れた!」と飛び上がるようにオファーさせていただきました。超絶カッコいい役を演じられる一方で、いい意味で愛らしい情けなさも出せる振り幅のある役者さんだと思ったんですね。だから、坂口さんにはじめてお会いした時もその旨をちゃんと伝えたうえで「そのあなたの魅力を最大限引き出したい」とお話ししました。観ていただければわかると思いますが、成立するべきタイミングで成立したといいますか、10年間待ったかいがあると思うくらい、ピッタリ役にハマっていると感じています。

綾瀬さん、坂口さんのマッチングは新鮮さもあり素敵でした。

高貴で高飛車なお姫様と純朴で貧しい青年には、一見、身分格差がありますが、やがてそれは逆転していきます。実在する人と実在しない人という立場が明確になるにつれ、ハンディキャップを背負っているのはお姫様の方だと分かるんです。前半のふたりのやりとりはコミカルでスラプスティックな展開なのですが、中盤、惹かれあっているのに「人のぬくもりに触れると消えてしまう」という彼女の秘密を打ち明けられてからは一転して切なくなる。我ながらその反転構造がうまくできたと自負しています。彼女が抱える秘密とそれを打ち明けてからラストシーンまでの怒涛の展開は、脚本の宇山佳佑さんと2年近くディスカッションを続けて作り上げたものです。それこそ、深夜のファミレスで落ち合って早朝までおじさん2人で愛について語り合いました(笑)。クリスマスにも会っていたから、店員さんは確実にカップルだと思っていたでしょう(笑)。その甲斐があってか、あの一連のシーンはみなさんの期待を裏切らないものになったんじゃないかと思っています。

武内英樹監督は、『のだめカンタービレ』、『テルマエ・ロマエ』シリーズを手がけたことでも知られる方です。今作の脚本を読んで号泣されたそうですね。

昨日も監督と飲んでいたんですけど、その時も言っていました。「初めて脚本を読んだ時から切ない展開に泣いちゃった。これは、絶対に面白くなるよ」って。武内監督は『のだめカンタービレ』、『テルマエ・ロマエ』でコメディのイメージが強いためか、今回の“せつないラブストーリー”を「なぜ武内監督なのか?」と聞かれることが多いのですが、実は本人はとてもロマンチストで、こういうファンタジックな設定とロマンティックなラブストーリーは向いているんです。それと演出が優しいんですね。今回登場人物に悪い人間を一人も出さないと決めていたので、映画全体も優しさで包みこむように撮ってほしかった。それが武内監督にお願いした一番大きな理由かもしれません。そしてそれは見事にやってのけていただいたと思います。
2/5公開予定の稲葉直人プロデューサーインタビュー#2では、プレゼントのお知らせもあります!
今夜、ロマンス劇場で
『今夜、ロマンス劇場で』

2018年2月10日(土)より全国公開
監督/武内英樹 脚本/宇山佳佑 音楽/住友紀人 主題歌/シェネル「奇跡」(ユニバーサル ミュージック)
出演/綾瀬はるか 坂口健太郎 本田翼 北村一輝 中尾明慶 石橋杏奈 西岡徳馬 柄本明 加藤剛ほか

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