とくダネ!コメンテーター竹田圭吾さん(51)死去 小倉ら思い出語る

とくダネ!コメンテーター竹田圭吾さん(51)死去 小倉ら思い出語る

2016年01月11日 (月)
公式ツイッター @web_tokudane

とくダネ!のコメンテーターを務めていたジャーナリストの竹田圭吾さんが、1月10日午後2時ごろ東京都内の病院ですい臓がんのため亡くなった。51歳だった。



竹田さんは慶応大学を卒業後、スポーツ雑誌の記者を経てニューズウィーク日本版の編集長を務め、とくダネ!には2004年1月に初めて出演。
フリーのジャーナリストに転身した後も、様々なニュースに対し鋭く的確なコメントを展開し、情報番組のコメンテーターなどで活躍。
2013年には、がんが発覚するが仕事は続け、とくダネ!最後の出演は去年12月22日だった。

スタジオでは出演者それぞれが竹田さんの思い出を語った。



小倉「最初にがんのことをお話しになった時に『竹田さんドコのがんだったんですか』って聞いたら『この辺でした』と言っただけだったので『あまりお話になりたくないんだろうな』と。それ以来、病気の事は聞きませんでした。
ただ、歩くのも辛そうなほど弱っていくのを見て『体だけは気をつけてくださいね』って言うのが精いっぱいで、それ以外の励ましの言葉は逆に失礼かなって思ったんです。
番組のスタッフが『お休みになられてもかまいませんよ』って言っても、竹田さんご本人は『どうしても番組に出たいんです。それが自分の生き様です。かえって元気になりますから』っておっしゃっていました。ただ早すぎますよね」



笠井「私より1つ年齢が若い51歳…。最後の12月22日の放送のとき、楽屋に帰ったら荷物がカバンに詰められなかったそうです。スタッフに『荷物を詰めてもらえますか』『コートを取ってもらえますか』と手伝ってもらって。でも『(番組に)出るのが生きがいなんだ』『出ると元気になるんだ』と。
メディアという舞台で人生を全うしたいという気持ちは回を増すごとにひしひしと感じていました」

同じ、とくダネ!のコメンテータであるブロガーで投資家の山本一郎さん(@kirik)は、竹田さんと個人的な親交があったと言う。



山本「去年の夏に、かなり長くご一緒したんですけど、そのときも『俺まだまだできるから』って何度も何度も、むしろ自分に言い聞かせるようにお話しされていたのが印象的でした。
お出かけをされたくても思い通りにならなくなってきたとき、人生の最後に何をやるのか、彼が選んだのはメディアに出て自分の言葉で喋るってことだったのでしょう」

小倉「我々は最後まで頑張ってくれた竹田さんの遺志を受け継いで、いろんなものに立ち向かっていかなくてはいけないのだと思います。最後、つらかったと思うんですよ。番組ではコメンテーターの中江有里さんがずっと隣に座ってたでしょ。そのとき辛そうにしていたそうなんです。もう座っているのが痛かったんでしょうね。



菊川「中江さんから聞いたんですけど、最後にとくダネ!に出られた日。帰りに中江さんと楽屋まで帰る時に途中ずっと拳を…握りしめて辛そうにされていたって。でも最後まで…コメントされて…」

途中から涙声になり、声を詰まらせた菊川。

竹田圭吾さん、12年間ありがとうございました。
スタッフ一同、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

キーワード: ニュース
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