室温50℃超えも!? 太陽光パネルが招いた想定外のトラブル
小倉「環境にもいい太陽光発電なのに、環境破壊になっちゃうってこと?」
太陽光発電と言えば、地球環境に優しいエネルギーとしておなじみだが、
小倉も驚く問題が、兵庫県姫路市の閑静な住宅街で起こっていた。
問題の舞台は2年前に完成した、太陽光発電施設。
日当たりのよさを有効利用した、いいことづくめの発電施設――
だが思いもよらない被害に苦しむ人がいた。
北野さん「日の出と同時に反射が入ってきます」
発電施設の隣に住む北野さんは、施設ができて以来、太陽光パネルから反射した強烈な光が自宅に射し込むようになったと訴える。
その影響で、室内の温度が大きく上がり、夏季にはなんと50℃を超えるときもあるという。
エアコンをつけても室温は下がらず、北野さん家族は昨夏、相次いで熱中症になってしまった。
北野さんの苦情を受け、太陽光パネルの設置会社は、反射光を遮るネットを設置したが、効果はほとんどなかったそうだ。
ついに去年9月、北野さんは設置会社を相手取り、パネルの撤去と損害賠償を求める裁判を起こした。
トラブルを未然に防ぐ方法はなかったのか?
匠総合法律事務所・森田桂一弁護士によると…
電力自由化によって増えることが予想される太陽光パネル。
問題解決に向けた一条の光が差し込む日は来るのだろうか。