声帯摘出から10か月…つんく♂さんLINEでインタビュー
おととし10月に喉頭がんのために声帯を摘出した、歌手で音楽プロデューサーのつんく♂(47)さんが、きのうとくダネ!のインタビューに答えてくれた。
聞き手になった梅津アナウンサーとは、パソコンのLINE画面をモニターに写して会話。
歌手として何より大切だった「声」を失ってから1年3カ月、つんく♂さんはどんな時間を過ごしてきたのだろうか…
「こっちは話せなくて困ってても」
「『(子供が)僕、お父さんの言いたいこと分かる』よ、とかホワイトボードを取りに行ってくれたりとか」
「娘は、『あ、そかじゃあ私が代わりに歌えばいいんだよ』とかね」
「なんか泣けるようなことをあっけらかんと」
「言うてくれるんですね」
声を失ってからは、音楽プロデューサーとしての仕事にも、大きな変化があったという。
『ちょっとストレスを感じるときもありますが』
『でも、その分』
『歌手も自分なりに歌ってみたり、個性みせてくれるんで』
『今までとは違うハプニングを上手にいただいて』
『それを完成させていくというスタイルを楽しんでいます。』
小倉「つんく♂さんがプロデューサーとして育てる歌手は、つんく♂さんの曲が多いですから、やっぱり今まで歌って伝えてきたんでしょ」
梅津「でも今はそれができない分『彼らの個性を引き出すチャンスが生まれている』と、つんく♂さんは本当に前向きでした」
インタビューのあと、つんく♂さんは明日から始まるドラマの完成披露試写会に出席。
その場では、しゃべる必要が無かったにもかかわらず、つんく♂さんはスマホでコメントを入力し、アドリブでボケたりして会場を大いに沸かせた。
そのドラマとは、直木賞作家の朝井リョウさん原作の『武道館』。
アイドルの成長する姿を描く物語で、実在するアイドルグループが、劇中のアイドルグループを演じている。
つんく♂さんはドラマには出演していないが、劇中のアイドルグループを実際にプロデュースした。
フジテレビ系列で、あす夜11時40分から放送される土ドラ『武道館』をお楽しみに。