元・技術者が一転…“ごみ屋敷”4軒の主になった意外な半生
ニュースや情報番組でしばしば報じられる“ごみ屋敷”の話題。
ところが福島県郡山市にあるごみ屋敷はちょっと違う。
半径1.5kmの中に、4軒ものごみ屋敷があるのだという。
しかも、4軒とも70代の1人の男性が所有しているという。
郡山市は、家主の男性に、ごみを片付けるよう繰り返し注意してきた。
それでも一切 応じることがなかったため、今月1日、ごみ撤去を求める行政命令を出したのだ。
そしてその撤去命令の期限が、きのう14日に迎えた。
そこで、とくダネは郡山市へ赴き、家主の男性に直撃取材を試みた。
問題のごみ屋敷は4軒すべて、駅から近い住宅街ある。
この家主の男性は、11年前にも同様のごみ問題を起こしていた。
当時ごみの撤去に参加した郡山市の市議会議員・佐藤さんによると、この男性は機械いじりが趣味で、ごみ集積場などから不要となった機械を収集するうちに、生ごみまで自宅にためこむようになったという。
実はこの男性、もともと映像の技術者として会社勤めをしていたという。
親は資産家で、ゴミ屋敷と化した家のうち2軒は相続したもの。
残りの2軒は男性自身が建てたもので、近隣住民によれば1軒あたり3000万〜40000万円はするという。
今もお金がないわけではないようで、4軒の家の固定資産税など税金は、納めている。
しかし、撤去命令については期限となった昨日14日も守る様子はなかった。
取材に対しても終始無言だった家主の男性。
このままごみが撤去されなければ行政代執行もありうるという。
一体ゴミがなくなる日はいつ訪れるのであろうか?