犬のおしっこで倒れた鉄柱に挟まれ…指切断した少女の夢とは

犬のおしっこで倒れた鉄柱に挟まれ…指切断した少女の夢とは

2016年03月08日 (火)
公式ツイッター @web_tokudane

先月11日、大阪・池田市の公園で突然、照明器具が付いた高さ4.5mの鉄柱が倒れた。
近くで遊んでいた小学4年生の少女は、とっさに倒れる鉄柱を手でつかんでしまった。
そのまま地面と倒れた鉄柱の間に両手を挟まれ、4本の指を骨折し、そのうち指1本を切断する重傷を負った。



事故にあった少女の両手は今も包帯に包まれていた。
「学校に行けないことが悲しい」と取材に応じてくれた少女。
事故当時、少女とともに公園にいた母親は事故の瞬間をこう話す。

「ギャーって言ったんですね。『痛い』って言って、本人は痛いけど何が痛いかわからない。で、手を見たんですよ。その時は私も横にいてたんで『見たらあかん!』言うて…」

事故直後は「命だけは助かった」と思ったが、今は娘を守れなかったことを悔やんでいるという。



倒れた鉄柱を市が調査したところ、根元の部分がボロボロに腐食していた。
さらに、鉄柱の根元付近の土に含まれるアンモニア濃度が、周辺の土より約9倍も高かったことが判明した。
このことから、池田市は、鉄柱が腐食した原因は犬の尿である可能性が高いと見ている。
専門家によれば、尿に含まれるアンモニアが、土の中にある硝酸と結合すると鉄を錆びさせるという。

少女の夢はデザイナーになること。
去年は母と妹のために“かぎ針”でマフラーを編んだ。
しかし、切断された指が元の状態に近いレベルまで回復するには、少なくとも3年以上かかるとみられている。

キーワード: ニュース
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