最近の謝罪会見ラッシュで考える…炎上しない「謝罪の流儀」とは?

最近の謝罪会見ラッシュで考える…炎上しない「謝罪の流儀」とは?

2016年04月07日 (木)
公式ツイッター @web_tokudane

「保育所待機児童問題」で、舌鋒鋭く政府を批判して注目を集めた民進党の山尾志桜里政調会長(41)が、きのう記者会見を開き、自身の政治資金収支報告書に記載された2012年の“ガソリン代疑惑”について、初めて釈明した。



1年間で計上されたガソリン代は約230万円。
距離に換算すると「地球5周分」に相当する金額だ。
山尾氏は、「元公設秘書が実際に使っていないガソリン代を着服していた可能性が高い」と説明し、自らの不正疑惑を否定した。
しかし山尾氏といえば今年1月、甘利前経済再生担当大臣の秘書が建設業者から金銭を受け取っていた問題で、「秘書がやったことについて、議員本人の責任が免れるわけではない」と厳しく追及していた。



政治資金問題に詳しい日本大学の岩井奉(とも)信(あき)教授は、会見内容についてこう指摘する。

岩井教授「『秘書が着服した』と、実質秘書のせいにした。具体的にどういう資料に基づいているのか詳しく説明する必要がある」

さらに、危機管理コンサルタントの田中辰巳氏は、山尾氏が会見冒頭で自分に非がないことを強調したことで、有権者は「まったく謝っていない」とかえって反感を抱いてしまうリスクがあると指摘した。

謝罪の仕方を誤ると、さらに批判を浴びてしまう危険性も。

5人の女性との不倫問題で、妻とともに謝罪コメントを発表し、かえって世間の反感を買ってしまった作家の乙武洋匡さんのケースも記憶に新しいが、出演者たちは「謝罪の仕方」についてどう思っているのだろうか?

小倉「不祥事などの謝罪会見で会社の経営者3人くらいが集まって、頭を下げるじゃない。で、長い間、下げてて、1人が上げるとみんな一斉に頭をあげるのって妙だよね」



コメンテーターの古市憲寿さんは…
古市「泣いて同情を買って、それで終わり、というのは日本的で嫌なんですよ」



一方、宋美玄さんは…
宋「コンサルタントに頼って謝罪のテクニックばかりがうまくなるのもどうかと思う」



謝罪は表面的な技術ではなく、誠意が最も大切なのではないだろうか?

キーワード: ニュース
公式ツイッター @web_tokudane
このページのトップへ
このページのトップへ