死と隣り合わせ覚悟…フィギュア羽生選手が勝負のリンクに再び立つ思いとは?
「スポーツは自分の限界に挑んでいるわけで、ある意味で死と隣り合わせ。はっきり言って僕の事故は本当に1秒にも満たない差があったら、僕もいなくなっていたかもしれない…」
あの激突事故から20日。
全治2〜3週間と診断された羽生選手は、今日28日から始まるNHK杯で、新たな戦いの銀盤に上がる。
きのう27日の公式練習のあと、事故後初めて公の場となる記者会見に姿を現し、ケガを押してまで試合に出場する真意を明かした。
「どうしてもグランプリファイナルに出たかった…」
12月12日からスペイン・バルセロナで開かれるグランプリファイナルは、シリーズの上位6人で争われる。これに出場するためには、今日からの大会で3位以上が不可欠。
しかしケガの影響は残っていないのか?
「万全ではないので少し構成を落とす。ただ一生懸命滑る」
ケガの影響で4回転ジャンプの構成を変更。
スタジオでは羽生選手を応援する声と心配する声が飛び交った。
小倉「羽生選手の力から言ったらプログラムの難易度を落としても3位以内に入れるでしょう」
梅津アナ「死と隣り合わせ覚悟の上でリンクに上がっている。王者だから回避する選択は彼の中にないんでしょうか…」
小倉「強い選手が出てきていますからね。無理をしないでって言っても駄目なんだろうし、無理をして頑張れとも言えないし。とにかくケガには気を付けてください」
果たして羽生選手は笑顔で大会を終えることができるのだろうか?