原宿、秋葉原で“ニセ僧侶”荒稼ぎ…小倉「ネットで注意喚起して」

原宿、秋葉原で“ニセ僧侶”荒稼ぎ…小倉「ネットで注意喚起して」

2016年05月03日 (火)
公式ツイッター @web_tokudane

あなたは人が集まる繁華街でこんな格好の人物を見たことがないだろうか?



丸刈り頭に僧侶のような服装を着ているが足元はスニーカーという出で立ち…。
実は、とくダネ!は今から4年前によく似た格好の人物を取材していた。
彼らの正体は“ニセ僧侶”。



彼らは、観光地などに出向いて仏教の僧侶を装い、主に外国人観光客を狙って声をかける。
そして御札や数珠のようなものを強引に手渡し、「寄付」と偽ってお金をだまし取るのだ。
一体観光客との間でどんな会話をしているのか?
取材をしていると、なんと“ニセ僧侶”の方から、とくダネ!の外国人通訳に声をかけてきた。

ニセ僧侶「ピース、ピース」
番組通訳「ドネイション?(寄付ですか?)」
ニセ僧侶「ピース、ドネイション、ドネイション」

“ニセ僧侶”は通訳のスタッフが話す英語をほとんど理解できていないようだ。
寄付を求めるメモを見せたり、数珠を渡そうとしたり、ひたすらお金をせびるばかり。
実はこの“ニセ僧侶”、日本だけでなく世界中で今、問題になっているのだ。
アメリカではニュース番組が特集し、カナダでは条例違反で逮捕者も出ている。

とくダネ!は、街で見かけた“ニセ僧侶”を密かに追跡。
山手線・駒込駅から10分程のマンションの一室に入ったところを直撃取材した。
数日間追跡取材していたことを告げると、“ニセ僧侶”は観念したのか、自室に通してくれた。
彼はこの部屋で、別のにせ僧侶と2人暮らしをしているようだ。
一体彼らの正体とは?



パスポートを見せてもらうと、彼らは中国出身で、本来働くことが禁じられている短期滞在のビザで来日していた。
寄付と称して金をだましとっていたことについて「子供の学費や生活費欲しさ」「病気で仕方なく…」などと説明していたが、寄付で荒稼ぎした札束を見て、取材班はビックリ。



2人は10日間で約45万円も稼いだという。
この後、取材班が警察に通報すると、ニセ僧侶の1人は私たちにこう言った。
「私たちが帰国していなくなっても、またすぐに別の中国人が来る」
外国人観光客が増えつつある今、再び問題になったニセ僧侶をみた小倉は…

小倉「こういうのこそ『日本ではやれないんだ、みんなだまされないで』ってネットで拡散して欲しい」

キーワード: ニュース
公式ツイッター @web_tokudane
このページのトップへ
このページのトップへ