フランス産羽毛布団の半分以上が産地偽装!? チェック項目を大公開!

フランス産羽毛布団の半分以上が産地偽装!? チェック項目を大公開!

2016年05月11日 (水)
公式ツイッター @web_tokudane

軽くて暖かい羽毛布団。特に冬場は重宝するが、羽毛メーカーなどで構成される「日本羽毛製品協同組合」が衝撃の警告をした。
それは…「羽毛布団の原料となる“フランス産の羽毛”は半分以上が産地偽装と思われる」。



一般的に品質が良く、高級とされている羽毛布団の原料はフランスやハンガリーなどのヨーロッパ産が多い。
しかし、実際には表示を偽り、中国産の羽毛を混入させているというのだ。



この疑惑を裏付けるかのようなデータがある。

日本の羽毛輸入量の約半分は中国産で、ヨーロッパ産は2割にも満たないのだが、日本で販売されている羽毛布団の実に半数近くが“ヨーロッパ産”をうたっているのだ。
この食い違いは何を意味しているのか?

協同組合によると、その仕組みはこうだ。
まず日本企業が、ヨーロッパから羽毛を輸入。



その後、洗浄や加工のため、ヨーロッパ産の羽毛はいったんコストの安い中国へ送られるのだが…この加工の過程で、中国産の羽毛を混入して水増しし、それが“ヨーロッパ産”として再び日本に戻ってきて、販売されているのだという。



実際に、都内に住む50代の男性が購入した“フランス産”の羽毛布団を「羽毛診断士」がチェックしてみたところ、「中国産の可能性が高い」という結果が出てしまった…。

そもそも、フランス産と中国産の違いは何なのか?
現在流通している羽毛は、食肉用に飼育されたアヒルやガチョウの副産物。
中国でアヒル料理と言えば「北京ダック」。一方、ヨーロッパでは主に「フォアグラ」を取るためにアヒルやガチョウを飼育している。
北京ダック用のアヒルは、フォアグラ用に比べて飼育期間が短いことから、良質な羽毛はあまり取れないのだという。



では、我々消費者は、粗悪な羽毛かどうかをどのように見分ければいいのだろうか?

【4つ折りにして押さえてみる!】…手を放した時にフワッと戻る“反発力”があれば高品質

【たたいてみる!】…粗悪品は、ほこりが多く出てくるという

【ニオイを嗅いでみる!】…ニオイがなければきちんと洗浄・加工されている証拠

羽毛布団の良さといえば、その“軽さ”と“温かさ”のはずだが、笠井アナが最後に悲しい一言。

笠井「僕、重い布団が好きで、今でも座布団とかをかぶせちゃう」

小倉「布団の進化についていけない人がいる!」

キーワード: ニュース
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