麻薬王が刑務所を勝手にリフォーム…“刑務所セレブライフ”の実態は?
まずはこちらの部屋を見ていただこう。大きな白いソファーに大型テレビ。1人で寝るには十分すぎる大きさのダブルベッド。まるでお金持ちの部屋のようだが、実はここ、受刑者が暮らしている部屋なのだ。
パラグアイの刑務所内にある、この豪華部屋。ここで刑期を務めているのは、南米で最も危険な麻薬王の一人、ハルビス・チメネス・パバオ受刑者(43)。驚くことに麻薬王は、勝手に刑務所を増築して、バスルームやキッチンが完備された隠し部屋を3部屋も作り出してしまっていたのだ。
外部と連絡が取れるパソコンもあるほか、コロンビアの「歴史的麻薬王」を描いたDVDも…「俺もいつか、この人のようなスゴイ人物になる!」と思って鑑賞していたのだろうか?全く反省の色はない。
しかし、ちょっと待ってほしい。こんな豪華な部屋が刑務所内にあって、バレないはずがない。実はむしろバレバレで、麻薬王は法務省関係者や刑務所管理者に賄賂を渡して、堂々と増築していたのだ。
そう!みんなグル!あきれることに、刑務所の所長もあまりの出来栄えに所長室のリフォームを依頼していたほど。って、おーい!!
では今回、なぜ発覚したのかというと、刑務所の近くで爆弾物が発見され、警察が捜査していたところ、たまたま隠し部屋を見つけたのだ。当然、麻薬王は他の刑務所に移動させられたのだが…
小倉「じゃ、他の刑務所で一からリフォームを始める可能性もありますね」