取材でわかった選手の人生…ブラジル・サッカー選手を乗せた旅客機墜落

取材でわかった選手の人生…ブラジル・サッカー選手を乗せた旅客機墜落

2016年11月30日 (水)
公式ツイッター @web_tokudane

世界のサッカー界が悲しみに暮れる墜落事故が起きてしまった。ブラジルのプロサッカーチーム「シャペコエンセ」の選手やチーム関係者を乗せたチャーター機が28日、コロンビア北西部で墜落する事故が起きた。



このチャーター機には乗員・乗客合わせて81人が乗っており、75人が死亡。選手3人を含む6人の生存が確認された。乗客名簿には日本のJリーグ経験者5人の名前があり、かつてJリーグのヴィッセル神戸で監督を務めたカイオ・ジュニオール氏や2013年度のJ2得点王にも輝いたケンペス選手の死亡が確認されている。



チームは、南米のクラブチームによる国際大会「コパ・スダメリカーナ」の決勝に初めて進み、コロンビアに向かっていた。優勝すれば、翌年の「コパ・リベルタドーレス」という国際大会に出場できるという大事な一戦だった。



初めてつかんだ決勝の舞台。「歴史を作る」という強い思いで試合会場に向かっていたが、その矢先の悲劇だった。





チームの点取り屋だったチアゴ選手(22)は事故の1週間前、チームメイトから紙袋を手渡されたのだが、中に入っていたのは妻からのプレゼントと1枚のメモ。そこに書かれていたのは…「赤ちゃんは男の子」。父親になった喜びで踊り出したチアゴ選手。この時は、こんな悲劇が起きるとは予想もしなかったに違いない。



では、チャーター機に何が起きたのか?墜落する直前に約2回旋回する様子がフライトレコーダーに残されているが、航空専門家の杉江弘さんによると、「悪天候で着陸できなかったため旋回していて、燃料切れになってしまった可能性もある」ということだ。



小倉「以前は何かあるといけないから分散して乗せていたけど、最近はチャーター便を使ったりするので、1チーム丸ごと乗ることが増えてきましたからね」

キーワード: ニュース海外スポーツ
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