学者を目指すスーパーキッズを直撃!豊富な知識に大人もタジタジ!
最近「小学生がなりたい職業」の2位に、「学者」や「博士」が突然ジャンプアップしてランクインしたのをご存じだろうか?そこで「とくダネ!」は、日本全国から将来本当に天才学者になりそうなスーパー小中学生を発掘。いったいどうしたらそんなに賢くなったのか、その素顔と生活ぶりを直撃した!
京都市に住む小学4年生の三浦拓大くんは、魚や生き物に関する「小さな生物学者」。文部科学省が後援する自由研究の全国大会「自由研究大賞」で中学年の部のグランプリに輝いた実力者だ。一体どれだけ生き物に詳しいのか魚の名前クイズを出すと…
水族館の飼育員レベルにならないと見分けがつかない生き物の名前をすらすら解答。魚だけでなく、家で爬虫類やら昆虫やら約30種類もの生き物を育てているというから驚きだ。
続いては神戸市に住む中学生の和田匠平くん。英語塾に通い、クラシックバレエを習う和田くんは日本きのこ学会に所属する「キノコ博士」。5000種類ものキノコを見分け、新種のキノコを2つも発見した「超」がつくほどのキノコマニアなのだ。
そこで「キノコ界のカリスマ」とも呼ばれる井口潔先生と、近くの山でキノコ探しをしてもらうと…
匠平くんと井口先生は、雪も気にせず地面に這いつくばりながらキノコトークに花を咲かせるのであった。
井口先生「シトネタケ属だ、和名は」
匠平くん「ツノダシシトネタケ」
井口先生「そうそうそう」
完全に二人の世界に没入。匠平くんは学術書にも載っていないキノコの名前までいい当て、井上先生を感心させるほどの実力を持っていた。「キノコをずっと調べて、最終的には地球に役立てたい」と、夢も壮大だ。
最後に紹介する北九州市の樋田蓮くんは、中学3年生の「お城博士」。彼は市内にある小倉城の精密な模型を1人で作り上げたことで新聞にも取り上げられたスーパー中学生だ。
蓮くんの知識がどれだけすごいのか、城郭考古学の第一人者、奈良大学の千田嘉博教授に確かめていただいた。
蓮くん「(小倉城は)馬出しを結構重ねていて『攻めの城』だったと思います」
千田教授「えらいね。プロだね」
蓮くん「名古屋城に似たような縄張り構成になります」
千田教授「きわめて正しいですし、最先端の学術成果です」
実は蓮くんにとって千田教授はあこがれの人。というわけで、最後に未来の学者に向けてアドバイスをいただいた。
千田「これからのお城の研究というのは外国のお城と比べていくことになる。すると今まで気づかなかったことが分かってくる。だからぜひ、英語の勉強もしてほしい」
今回、スーパーキッズを取材して共通していたのは、子供が興味を持ったことについて、ご両親が全面的にサポートしていることだった。子供と一緒に親も学ぶ。そんな関係から、日本の未来を担う学者や博士が生まれてくるのかもしれない。
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