寿司店火災で消防隊員が下敷き。住宅密集地の東京・下町。危険な場所はここだ!
きのう29日、東京・台東区にある寿司店で火災が発生した。
この付近は東京スカイツリーや雷門などの、有名観光スポットが点在している。
消火活動にあたっていた消防隊員ら5人が、崩れてきた壁の下敷きとなり重軽傷を負った。
なぜ、消火活動中に突然 寿司店の壁が崩落したのか?
原因は、下町の住宅密集地ならではの消火方法にあった。
隣の建物に火が燃え移らないように、狭い隙間からでも水を届かせるために放水の水圧を上げていたのだ。
この辺りの建物は昭和20年から30年代に作られた古い木造住宅ばかりなので、強力な水圧に耐え切れなくなって壁が崩落した可能性があるのだ。
自治体も補助金を出すなどして燃えにくい住宅への建て替えなど対策を進めていたそうだが、なかなか一気に解決とはいかない模様。
とくダネ!では、東京都が出している地震の際に起こる火災の危険度を地図にしたハザードマップを紹介したが、いわゆる下町地域は危険度が高いことが一目瞭然だった。
学生時代、現場近くに飲みに通ったという小倉曰く、付近には今回火災があった寿司店のような、店がたくさんあるという。
小倉「一歩裏側に入ると消防車が入れない。補助金が出ても今の法律に当てはめれば(同じ大きさの建物に建て直すと)違法建築になっちゃう」とコメント。
下町の人々が愛する街並みが変わってしまうことには様々な意見があるが、人命にかえられないのもこれまた事実。難しい問題である。