落語家の柳家花緑さんが久々の登場…発達障害を告白したワケとは?
今朝は落語家の柳家花緑さんが久しぶりに登場した。
花緑「私は以前、番組のコーナーを2年半に渡って担当させていただきました。あれは忘れもしない7年前か8年前か9年前でした。ま、すっかり忘れているんですけれども」
軽妙なトークでのっけから爆笑をとった花緑さん。さすが、戦後最年少となる22歳で真打ちにスピード昇進した実力の持ち主。だが、驚くことに小学生の時から漢字の読み書きが苦手で、今なお新作落語の台本にはルビがふられているのだ。そのワケは…「発達障害」。
花緑さんは発達障害の1つ、文字を覚えるのが困難な「学習障害」を抱えており、さらには、1度話始めるといつまでも話を続けてしまう「多弁」という症状もみられるという。
自身が発達障害だと知ったのは40歳を過ぎてから。中学時代の成績表をみると、音楽や美術はほぼオール5なのに対して、数学や社会、理科はオール1。こうした通知表をテレビ番組で公開したところ、視聴者から「発達障害なのでは?」とメールで指摘されたのだ。
そして、今年8月、その事実を書籍で告白。しかし、なぜ46歳の今になって告白したのだろうか?
花緑「とても救われた気持ちがしますね今。逆に“病気”というレッテルを貼ってくれたおかげで、全部自分で背負い込まなくていいんだということは、僕にとっては、本当に吉報というか…それが」
小学生の時から音に対する感覚は鋭かったという花緑さん。障害を克服するために、スマートフォンなどに自分の声でネタを録音し、それを繰り返し聞くことで頭に叩き込んでいた。
東京・八王子で両親らと住む執行泉さん(52)も障害を持つ1人。7年前に「ADHD(注意欠如多動性障害)」と診断された。この障害を抱えているため、執行さんは1つのことに集中するのが苦手で、部屋を片付けることができない。また、買い物に出かけても何を買うのか忘れてしまうのだ。
ところが、プラスの面もある。注意欠如多動性障害の人の中には、驚異的な集中力を持つ人もいて、執行さんはこの特性を商品開発などに生かして、経営者として活躍。福岡の餃子店を人気店へと育てあげたのだ。店では普段の生活とは全くの別人で、指示を飛ばし、テキパキと働いていた。
花緑「『やればできるんじゃないか?サボっているんだ』と、ずっと自分が悪いんだと思って生きてきたのが、発達障害だということが明らかになって、僕はとっても良かったですね」
神奈川県の平塚市では、発達障害のある子どもの支援を積極的に行っていて、医療ジャーナリストの伊藤隼也さんはその重要性についてこうコメント。
伊藤「不得意なところを強制して直すのではなくて、できることを褒めてあげて自己肯定感を高めることが重要」
短所を指摘するよりも、長所を伸ばすことが何よりも大切なようだ。
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