怒る!と叱る!の違いはナニ?叱れない大人が急増中…その理由を取材した

怒る!と叱る!の違いはナニ?叱れない大人が急増中…その理由を取材した

2015年01月29日 (木)
公式ツイッター @web_tokudane

昔は近所に1人は雷オヤジがいたものだが、最近は人を叱れない大人が増えているという。
元プロテニスプレイヤーの松岡修造さんは本気で子供を叱ることで有名だが、もはや珍しい存在。

昔ヒットした「スクールウォーズ」では教師が愛のある鉄拳指導を行なっていたが、
今となっては体罰となりかねない…

では、なぜ叱れない大人が増えてしまったのだろうか?
少し厳しく注意しただけでもパワハラになってしまったり、はたまた、褒めて伸ばす指導法が主流になってきたので、なかなか叱れない世の中になってしまったという。

そこで、“人で賑わう広場で子供2人がキャッチボールをやると、周囲の大人は叱るのか?” というテーマでとくダネ!が検証してみた。
すると…みなさん、子供をジ〜っと見つめるだけで注意する人は誰1人いない…

その場にいた人にインタビューしてみると
「自分の子供じゃないのに親から『何よ!』と言われるのが嫌」なのだという。
教育現場も切実で、小学校の教諭にホンネを聞いてみたところ、児童を叱る時にはクレームが来ないだろうかと親の顔が浮かぶという。
なので、ガツンと言わずに言い方を変えてみたり、後でフォローしてみたりと…
教諭は「サービス業みたい」と嘆いていた。

スタジオでは、荘口さん @souguchi が伝わる叱り方について解説。
すると出演者は盛り上がり、
小倉「叱れない人が増えているというより、叱り方が昔に比べて変わっている。ペットも昔は叱って育てるという感じだったけど、今は褒めてしつけなさいってのが主流」
ペットですらガツン!と叱っっちゃダメなんですね…

みずほ総合研究所の調べでは、部下を叱るか迷ったことがあると答えた上司は7割以上。
その理由は「部下がやる気を失うと思った」だそうだ。
一方、上司に叱られたいと答えた部下は4割以上という結果に。
だけど、叱られて辞めちゃったという人もいるので、本当に微妙です…

経済ジャーナリストの木暮太一さんは昔、怒られすぎてニックネームが「怒られ侍」だったというが、
木暮「叱ることと怒鳴ることは違うということを叱るほうは分かっていないといけない」

また、産婦人科医の宋美玄さんはこうコメント。
宋「ネチネチ言われているだけで筋が通っていないとパワハラか!と思う」

ちなみに小倉は、「五輪と一緒で4年に1度しか怒らない」らしい…
う〜ん、怖そうなので出来れば10年に1度くらいにして欲しいのだが…

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キーワード: コラム
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