「イスラム国」は私たちを見ている…? 専門家が指摘

「イスラム国」は私たちを見ている…? 専門家が指摘

2015年01月28日 (水)
公式ツイッター @web_tokudane

過激派組織「イスラム国」が拘束した後藤健二さんと見られる男性の新たな音声付き画像がきのう夜、インターネット上で公開された。

とくダネ!では、前回(24日)公開された後藤さんと名乗る人物の音声メッセージと今回のメッセージを比較。すると様々な変化が浮上した。



● 前回は「アベ」と安倍首相=日本政府に呼びかけ。
  今回は「ヨルダン政府」という言葉を繰り返す。
● 前回は「人生最後の数時間」
  今回は「24時間」「パイロットはさらに少ない時間」と明確に期限を区切ってきた
● 前回は触れなかった捕虜であるヨルダン人パイロットに対する新たな殺害予告

前回と今回、メッセージの内容の違いは何を意味しているのか。
国際テロに詳しい公共政策調査会の板橋功氏によると、
「イスラム国」は日本が交渉を引き延ばしていると見ているという。
そして、「脅しではない。何らかの回答をせざるを
得ないのではないか」とも…
さらに板橋氏は、「イスラム国」が、私たちをかなり把握しているのではないかとも指摘する。

「『イスラム国』は日本・ヨルダン・世界のメディアをよく見ている。メンバーには若者が多くネットにたけている。日本のメディアを文字に起こし、翻訳機を使って動きをチェックしている」

前回と今回、画像がネット上に公開されたのは日本時間の午後11時ごろ。
今夜11時に、また何かのメッセージがあるのだろうか?
今はただ、後藤さんの無事を祈ることしかできない…

キーワード: ニュース
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