小倉が被災者と4年ぶりの再会 原発事故対応で意見がまとまらないという現実

小倉が被災者と4年ぶりの再会 原発事故対応で意見がまとまらないという現実

2015年03月11日 (水)
公式ツイッター @web_tokudane

小倉キャスターが訪れたのは、津波によって1800人を越える死者・行方不明者を出した岩手県・陸前高田市。
小倉は震災から1ヵ月後、この被災地で農業を営んでいた菅野剛さんを取材。
その菅野さんと4年ぶりの再会を果たした。



震災後「少しでも早く自立して農業を再開させたい」という思いを菅野さんは強く持っていたが、その思いは少しずつ実現できているようで、今は米作りを中心に農業を行っているという。

しかし一方でこんな不安が…
菅野さん「震災前、この地区には550戸の世帯が暮らしていたが、今では16戸だけ」
今後、どれくらいの人が戻ってくるのか不安を抱えていた。

取材では、原発事故の影響で居住制限区域に指定されている
福島県・浪江町と飯舘村にも足を運んだ小倉。

飯舘村では、酪農を営んでいた長谷川健一さんと4年ぶりに再会。
震災当時50頭いた牛は、残念ながら牛舎を見せてもらうと一頭もいなかった。
長谷川さんもやはり、この場所に人が戻ってくるのかという不安だという。



小倉は震災から4年経った被災地を取材してあることを考えさせられたという。
小倉「酪農を営んでいた長谷川さんが話していたのは、自然災害では復興に向けて人はまとまるが、原発事故では、考え方も様々で人がバラバラになってしまう」

原発事故の影響がいつまで続くのかわからない中で生きている、被災者の言葉はしみるという。

小倉と共に取材したのは塚原ディレクター34歳。
塚原Dに福島の現実を見てどう感じたのかを聞くと。
塚原「復興というのは被災者と共にあるべきだと思うが、それがうまく進んでいない気がした。自治体や国がいま何を被災地が必要としているかをもっと知るべきだと思った。」

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