「髪が抜け、視力も低下」被害者父が語る『劇薬タリウム』の恐怖! 名大女子学生再逮捕
今年1月、名古屋市内のアパートで77歳の女性を、斧で殴ったうえ首を絞めて殺害した事件。
殺人容疑で逮捕されたのは名古屋大学に通う19歳の女子学生。
この女子学生が、先週金曜日、別の殺人未遂容疑で再逮捕された。
3年前、宮城県の高校に通っていた女子学生は、同級生の男女2人に劇薬の硫酸タリウムを飲ませた疑いがもたれている。
とくダネ!が今年2月にインタビューした同級生の女性が、その被害者であることが判明した。
女性の父親は、タリウムに苦しむ娘の姿を克明に覚えていた。
「最初は関節の痛み、しびれ。あと髪の毛ですね。毛が抜けて風呂場も毛だらけになる」
2週ほどで地肌が露わになり、その翌週には、ほとんどの髪が抜け落ちた。
さらに、おう吐や腹痛が続き、歩けないほどの体調不良に見舞われた。
被害女性はたびたび見舞いに来る女子学生のことを「優しい友人」と感じていたという。
しかし、女子学生はタリウムによる体調の変化を観察するため、被害女性のもとを訪れていたとみられている。
被害女性が、元通りの生活を送れるように回復するまで、約1年かかった。
しかし、事件前1.2あった視力は、0.2程度にまで低下したまま戻らないという。
さらに、この女子学生には高校時代、知人宅に放火した疑いも浮上しているという。
次々と浮上する女子学生の疑惑に、女優で作家の中江有里さんは…
「どう理解したらいいのか分からない。被害にあった友達は気の毒で人間が信じられなくなってしまいそう」
タリウムを常に持ち歩いていたと供述している女子学生。
調べに対し、容疑を認めているという。