結婚式直前に花嫁が意識不明…8年越しの奇跡の挙式に大反響
結婚式で満面の笑みを浮かべているのは新郎・中原尚志さん(34)と新婦の麻衣さん(32)。
2人がこの日を迎えるまでにはなんと8年もの長い月日がかかった。
この“8年越しの結婚式”の様子は動画サイトに公開され、65万回以上再生されているのだが、
これからその感動エピソードをご紹介しよう。
2人が結婚式を2ヶ月後に控えた2007年1月、突然の悲劇が起きた。
麻衣さんが「抗NMDA受容体脳炎」という100万人に1人以下の難病を発症。
呼吸が弱くなるなどの症状が出たあと、意識不明の状態となってしまった。
いつ目が覚めるか分からない…もしかしたらこのまま目が覚めないかもしれない…
そんな状態に麻衣さんの親は尚志さんに対して、こう話した。
「もう別の人を探したらいいんじゃない?」
だが、尚志さんの麻衣さんへの想いは揺らがなかった。
「待っている…」
そんな想いに応えるかのように、麻衣さんに奇跡が起きる。
意識が回復した麻衣さんは、2011年の春、
病に倒れてから4年あまり、ついに退院するまでに回復したのだ。
しかし、2人をさらなる試練が襲う。
麻衣さんが結婚を誓ったはずの尚志さんにかけた言葉、それは…。
「何でいつもそばにおるん?」
麻衣さんは病気の影響で尚志さんに関する記憶を失ってしまったのだ。
2度目の危機を救ったのは、病に倒れる前、麻衣さんが愛用していた1冊の手帳。
挙式を挙げるはずだった2007年3月11日の欄には…「結婚」の二文字。
そしてスケジュールに書き込まれたデートの予定や2人で撮ったプリクラ。
手帳に刻まれた「愛の記録」が麻衣さんの記憶の扉をこじ開けた。
そして、ついに2人は…8年越しの結婚式を挙げたのだ。
さらに、花嫁の麻衣さんはすでに新しい命を宿していて、出産予定日は来週水曜日だという。