岸本リポーターが韓国で見たMERS拡大の“ヤバさ”

岸本リポーターが韓国で見たMERS拡大の“ヤバさ”

2015年06月08日 (月)
公式ツイッター @web_tokudane



これはきのう韓国のソウル市内で撮られた結婚式の写真。
ほとんどの出席者がマスクという異様な雰囲気――

その一方…
「韓国に着いて飛行機を降りてビックリしたんですけど、空港の職員がマスクしてないんですよ。日本じゃ考えられないですよね…」
この週末、MERSが猛威を振るう韓国を緊急取材した、とくダネ!の岸本哲也リポーターはこう語る。



首都ソウルの繁華街ミョンドンを街頭調査すると、先週火曜日と土曜日を比較するとマスク姿の人が約6倍に増加していた。
しかしマスクを付ける人のほとんどは日本人や中国人などの旅行者だという。



ソウル市内のバス停を取材するとバスに乗り降りする人でマスクを着けていた人は少ない。
飲食店も普通に営業していた。



韓国にはマスクをつけるという習慣がないとのことで、コーディネーターの韓国人女性曰く、
大部分の人々は危機感は抱いているものの「どうしようもないよね」と、普段と変わらない生活をしているという。
現在、病院外での感染が確認されていないとはいえ、こんな状態でいざという時に感染拡大を防ぐことは可能なのだろうか?

全てが始まったのは先月4日。
韓国で最初の感染者となったのは、中東から帰国した68歳の男性だった。
男性が入院したピョンテク聖母病院を訪れると、現在は立ち入り禁止。
そこから出てきた防護服の作業員に話を聞くと…
「いまウイルスの消毒作業をしています。死者が出た8階を重点的にやっています」
当局の調べによれば、最初の感染者の唾液などがエアコンを通じて他の場所に広がった可能性があるという。
エアコンのフィルターからはMERSウイルスが発見された。
1人の男性から始まったMERSは日に日に感染者を増やし、
きょうの放送終了後には死者6人、感染者87人までに拡大している。

キーワード: ニュース
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