1万円で2千円もオトク! プレミアム商品券に熱気集中
東京・日野市は100人超、足立区は350人、宮城県・仙台市も350人…何の人数か分かるだろうか?
これはおととい土曜日、「プレミアム商品券」を買う行列に並んだ人数なのだ。
プレミアム商品券とは、全国各地の自治体が地域活性化を狙って発行する官製商品券。
特定の地域内でしか使えないが、購入金額+αのお得な“プレミアム”が付くため人気が集中。
例えば日野市では25%のプレミアムが付くので、1万円分の商品券で12,500円分の買い物ができるのだ。
足立区では、購入限度額が一人あたり10万円と、他の自治体より多かったことから話題を呼び、発売開始前に整理券がなくなる“売り切れ”状態に。
総額10億円分を完売したが、買えない人の怒号や苦情が飛び交う事態になってしまった。
仙台市では、1カ所の窓口で購入できる限度額を3万円と制限したところ、販売店をハシゴして買い集める人が出現。
土曜の日本各地は、日差しに負けない熱気に包まれていた…
いいことづくめのプレミアム商品券だが、課題もある。
国の経済対策の一つなので、その財源は我々の血税。
小倉「税金が投入されているのであれば、みんなに行き渡らないと不公平な感じがするよね」
ブロガー&投資家・山本一郎さん(@kirik)も、商品券の効果に疑問を投げかける
山本「普通に所得控除とかしてくれた方が、まんべんなくメリットが行き渡ると思います。こういうことで一過的に消費を増やしても反動がくるので、どうするのか考える事はたくさんあるでしょう」
だがプレミアム商品券は、今後も各地で次々発売される。
本当に地域活性化の起爆剤になるのだろうか?
梅津「何か大きな買い物をするには、いいチャンスだと思うんですけど」