五輪エンブレムに新疑惑…小倉「どうすればいいんですか?」
2020年東京オリンピックの公式エンブレムに新たなソックリ疑惑が飛び出した。
先週金曜日、組織委員会は問題になっているデザイナー佐野研二郎氏によるエンブレムの原案を公開。
これで「盗用疑惑」を払拭しようとしたのだが、逆に「新たな疑惑」が持ち上がってしまった。
右は佐野氏の原案、左は2013年に東京で開かれた「ヤン・チヒョルト展」のロゴ。
この二つがそっくりだと批判されているのだ。
ヤン・チヒョルト氏は“タイポグラフィの巨匠”と呼ばれ、欧米のデザイナーに大きな影響を与えた人物。
ネット上で佐野氏とみられる人物がTwitterで作品展について触れていたことから、「見に行ったのでは?」というウワサもささやかれている。
他にも組織委員会は、エンブレムが街でどのように使われるのか、佐野氏が制作した2枚のイメージ画像を公開。
だが、ここでも『新たな盗用疑惑』を招いてしまった。
羽田空港ロビーの天井からエンブレムを吊り下げたイメージ画像は、右側の海外のブログにある写真とそっくり。
渋谷駅前のビルにエンブレムを掲げたイメージ画像は、右上のビルや雲が別のブログの写真にそっくり。
人ごみは、右下の2013年にベルギーで開催したの音楽祭のホームページにそっくりな写真があった。
慶応義塾大学准教授の石戸奈々子さん(@nanakoishido)は、公式エンブレムを巡る問題をこう見ている。
石戸「シンプルな要素を組み合わせたデザインの場合、パクリなのか影響を受けたのかの違いをハッキリさせるのはなかなか難しいと思います。パクリかパクリじゃないかに議論が集中していますが、本当はそのデザインが美しいか、人の心をとらえて共感を呼ぶかが大切なのではないでしょうか」
小倉「このエンブレム、どうすればいいんですか?このまま押し通したら批判続出だと思うんですよ」