台湾がサンマを“先どり” 中瀬ゆかり氏「なにするんや!」

台湾がサンマを“先どり” 中瀬ゆかり氏「なにするんや!」

2015年09月04日 (金)
公式ツイッター @web_tokudane

秋の味覚と言えば、焼くときの煙も音も、食欲を刺激するサンマ。
ところが今、サンマ漁をめぐって大海原で異変が起きていた。



夜の波間に浮かぶのはサンマを狙う漁船の群れ。
これ実は、日本ではなく台湾の漁船団なのだ。
船の大きさは日本のものの約50倍だという。



こちらが日本のサンマ漁船。
船体は小さく、船が一杯になると一度港に帰る。
対する台湾のサンマ漁船は大きな船内で、冷凍や箱詰め作業まで可能だ。
箱詰めされたサンマは、運搬専門の別の船が港へ運ぶ。
そのため、漁場に長期間とどまり、一度に大量のサンマをとることができるのだという。
サンマの漁獲量は、かつて日本が世界一を誇っていたが、一昨年ついに台湾に抜かれてしまった。



もう一つ深刻なのはサンマをとる漁場だ。
日本の小さな漁船は、日本に近い排他的経済水域で操業している。
対する台湾は、日本の漁場のすぐ外側の公海で漁を行う。
つまり日本へやって来るサンマを台湾漁船が“先どり"する形になっているのだ。



台湾でサンマ一匹の価格は約40円。
日本と同じように、秋になると家庭の食卓に様々なサンマ料理が並ぶと言う。



漁獲量トップの座を明け渡した日本。このままサンマも高嶺の花の高級魚になってしまうのか?
さらに近年、台湾を超える脅威が生まれようとしていた――それは“爆食大国"中国!
3年ほど前から中国が、公海でのサンマ漁に本格的に乗り出したのだ。
そして今、中国は台湾の漁船を超える超大型サンマ漁船を60隻も建造しているのだ。
この事態に新潮社出版部部長の中瀬ゆかりさんは…

中瀬「日本より何十倍も大きい船で“爆買い"ならぬ“爆獲り"してる事を考えると危機感を覚えます。…我々のサンマになにするんや!」

キーワード: ニュース
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