「シャープ」が「シャーフ」に!? ウソの記事が大暴走…結果は?
経営再建中の家電メーカー「シャープ」が赤字解消のために半濁点「゜」を30億円で売却して、社名を「シャーフ」に変更することを検討している…こんな記事が「虚構新聞」に掲載された。
この「虚構新聞」は、ネット上で冗談の記事を楽しむサイトで、もちろん「シャーフ」もウソ。本来なら、会社の社名とロゴは命のような大事な存在なのだが…当事者の「シャープ」は激怒するわけではなく…神対応。意外な騒動へと発展したのだ。
ウソの記事を受けて「シャープ」は公式ツイッターでこう呟いた。
「【拡散希望】゜がなくなりました。見かけたかたは、至急ご連絡ください」
信じられないノリの良さ…怒るどころか、ウソニュースに乗っかってしまった。そして、芸が細かいというか、公式ツイッターの社名がすでに「シャーフ」になっていたのだ。
しかも、驚くことに、この呼びかけに対して、有名企業が公式ツイッターで反応。飴で有名な「パイン」が、「探しているマルはこれでしょうか?」と、自社のパインアメの写真と共につぶやき…
阪急電鉄は「乗客が見つけました」とつぶやき、つり革の写真を…
さらには、日産も乗っかり、GT−Rの後ろの部分の写真と共に「こんなところにあった」とつぶやく始末。
各企業のノリの良さにも笑ってしまったが、とどめに当のシャープが「【速報】『゜』見つかりました」とつぶやき、
「増えた ゜は今後の備えとして保管することにします」と発表したのだ。
小倉「シャープは元々、アイデアを売りにする会社で、まだまだその精神は健在かなと思った」
このユニークさはあっぱれ!一方、ウソが売りの「虚構新聞」はというと、記事が部分的に現実化したことについて、お詫び記事を掲載するハメになってしまった…