“子供のたばこ”問題が増加!小学生の喫煙キッカケは?
これまで、衝撃的な映像で何度も世間を賑わせてきた「子供の喫煙」問題。
それが遠い国の話や一部のダメな親の問題だと思っていたアナタ!
今日の「直撃御免」で紹介したショッキングな写真をご覧いただこう。
こちらは、とある日本のショッピングモールの喫煙所。
まるでオッサンのように手慣れた様子でくわえたばこに火をつけているのは、椅子に座るとまだ床に足も届かない“小学生"なのだ。
日本の喫煙者の数は、禁煙志向の高まりや、健康ブームなどの影響で、ここ10年で激減している。
しかし一方で、“喫煙して補導される小学生"の数は増加しているというのだ。
とくダネ!が取材したのは、全国でも珍しい“小児"禁煙外来がある病院。
ここに通う中学2年の男子生徒は、小学6年生からたばこを吸い始めたという。
喫煙していることが両親に発覚し、話し合いの末、禁煙外来に通院するようになったという。
男子「興味本位で1回吸って、そのまま吸ってたらやめられなくなって…」
Q:友達は吸ってる?
男子「いっぱいいます」
Q:たばこはどこで買った?
男子「タスポが無い自動販売機を知っていたので、そこで買いました」
子供にたばこを与えることを禁止する「未成年喫煙防止法」違反で、店舗や保護者が摘発された件数は去年1年間だけで1000件を超える。
たばこを買うにはタスポや年齢確認が必要とされているが、取材に応じてくれた男子生徒のように、子供たちは様々な“抜け道"を知っているようだ。
外科医で、米コロンビア大学教授の加藤友朗さんに、たばこが子供に与える影響を伺った。
加藤「間違いなく悪いですよ。日本人の死因の一番は肺がんです。子供のうちに吸うなんて許されることではないので何とか規制する方法はないんでしょうか」