川島なお美さん直筆の手記発表…夫婦最後の2ショット

川島なお美さん直筆の手記発表…夫婦最後の2ショット

2015年12月07日 (月)
公式ツイッター @web_tokudane



女優・川島なお美、享年54歳――
今年9月、胆管がんで亡くなった川島さんが残した手記には、これまで人には決して見せなかった、がんとの闘いがつづられていた。

川島さんの体にがんが見つかったのは、おととし8月。
一度は体にメスを入れることを拒否した川島さんだったが、その年の12月25日、クリスマスに受けた再検査で、がんが倍の大きさになっていることが発覚し、去年1月に手術を受けた。
しかし、去年7月、再びがんが見つかった。
この時、医師は夫の鎧塚さんだけに「もって1年」と川島さんの余命を宣告した。



「おすしが食べたい」

こんな川島さんの願いをかなえるため、すし職人に扮した鎧塚さん。
亡くなる11日前に撮影したこの姿が、夫婦最後の2ショット写真になってしまった。
川島さんが残した手記に鎧塚さんが加筆した『カーテンコール』があす8日に出版される。



笠井「川島さんが、がんとの闘いを自らつづっています。鎧塚さんは、通夜・葬儀の後に何かに取りつかれたように、この手記に川島さんの壮絶な最期を書き足した。本には、開腹手術は拒否、抗がん剤は拒否。自分でがんを治すと決意のもと、何人もの医者を訪ねる川島さんの様子が克明につづられています」

映画「ラストサムライ」の題字などを手がけたデザイン書家の山崎秀鴎さんは川島さんについてこう語る。



秀鴎「川島さんは生前、『人はどれだけ長く生きるかではなく、どのようにいかに生きるかが大事なんだ』と仰っていました。それを最後まで守って、ずっと舞台に立って、手記も付けていた。本当に最後まで後悔することが無いところまで頑張って生きていらっしゃったんだなと感じました」

キーワード: ニュース
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