破天荒人生の野坂昭如さん(85)…小倉&中瀬が語った意外な一面

破天荒人生の野坂昭如さん(85)…小倉&中瀬が語った意外な一面

2015年12月11日 (金)
公式ツイッター @web_tokudane

「火垂るの墓」などの小説で知られる作家の野坂昭如さんがおととい、心不全のため85歳でこの世を去った。



作詞家としても活躍し、1963年には童謡「おもちゃのチャチャチャ」で日本レコード大賞・童謡賞を受賞。
83年には参議院議員に初当選し、活躍の場を国政に広げた。
しかし、わずか半年後に辞職すると、今度はあえて田中角栄元首相のおひざ元、新潟から「金権政治の打破」を訴えて出馬するも、落選した。

野坂さんの“破天荒エピソード”の中でも有名なのが、故・大島渚監督との「どつきあい」。



大島さん夫妻の結婚30周年を祝うパーティーで、親友である野坂さんが祝辞を読むはずだったのだが、監督は、野坂さんが欠席したものと思い込み、後回しにしてしまったという。
ようやく挨拶の順番が回ってきたときには泥酔状態で「わざと俺を忘れただろう!」と大激怒。
壇上で大島監督の顔面にパンチを叩きこんだ。
けんかっ早い大島監督も、すかさず握っていたマイクで殴り返した、というハプニングだ。

まさに破天荒という言葉がぴったりの野坂さんだが、30年前に野坂さんとラジオ番組をやっていたという小倉がその知られざる一面を語った。



小倉「僕のラジオ番組で、野坂さんが生で出演してくれるコーナーが10分ほどあったんだけど、意外とシャイな性格でね。『俺、上手くしゃべれないから飲ましてね』って言って、必ず本番前に缶ビールを1本飲んでから、面白いトークをしてくれたんだよね」

また、コメンテーターである新潮社出版部部長の中瀬ゆかりさんもお付き合いがあったそうで、番組終了後にこう語った。



中瀬「この時期、野坂さんは色んな飲み屋さんのツケをまとめて支払いにいくんですが、私もそれにお供したのが、いい思い出になっている」

破天荒である一方、シャイな一面も持っていた野坂昭如さん。
きっと天国で旧友たちと再会し、酒を酌み交わしているに違いない。

キーワード: エンタメウラ話
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