命も希望も食いつくす「人を喰らう山」・・・内野アナが見たボリビアの児童労働

命も希望も食いつくす「人を喰らう山」・・・内野アナが見たボリビアの児童労働

2017年05月23日 (火)
公式ツイッター @web_tokudane



「世界の子どもたちの笑顔のために」
今年、FNSチャリティキャンペーンが支援するのは南米大陸中央部にあるボリビア多民族国。
内野泰輔アナウンサーが訪れたのは、標高約4000mの都市ポトシ。この街の中央にそびえるセロリコ鉱山では、不法に働かされる子供たちが大きな問題になっている。



この国では14歳未満の労働は原則禁じられているが、「親の同意があればOK」などの抜け道だらけ。実際は50万人の子供が働かされているという。

内野アナは12歳のエフライエンくんに鉱山労働の現場を案内してもらった。



ヘッドライト1つで真っ暗な坑道をどんどん進んでいく。しかし、この鉱山は毎年250件近い事故が発生する危険な場所。



粉じんによる肺の病気もあり、平均寿命は45歳以下だという。ようやくたどり着いた仕事場は、20mの穴の下にあった。



エフライエンくんはここで銀や亜鉛などの鉱石を集めている。辺りは真っ暗で粉じんを防ぐマスクもない、こんな過酷な環境で、ノルマの4袋をいっぱいにするまで帰れない。1回の報酬は160円ほど。一家6人の月収は約1万3000円だ。





内野「お父さんはどこにいるの?」

エフライエン「ずっと前に死んじゃったよ。」


エフライエンくんは8カ月前の父の死をきっかけに坑道で働くようになった。その父は、肺の病気で46歳でこの世を去っていた。
さらに母親も夫の死のショックから酒びたりに。町で酒を飲み歩き、取材時には3日間も行方不明になっていた。



多くの命を奪ってきたことから「人を喰らう山」とも呼ばれるこのセロリコ鉱山は、命だけでなく、生きている者の希望も食い尽くすのだ。



内野「エフライエンくんの夢は医者になること。なぜかと聞くと『お母さんにすぐ注射をすぐに打つことができるから』と話してくれました」

しかし、仕事があるため学校に通えない。コメンテーターの中江有里さんはこう語った。



中江「自分のことを優先していい歳なのに『医者になって注射を打ってあげたい』とか、本当に親のことを考えているんでしょうね。でも、こうして学校にいけないと、ますます教育を受けられず、将来も肉体労働に従事するしかないかもしれません。彼の夢はどうしたらかなうんだろと思うと、悲しいというか、つらいです」



FNSチャリティキャンペーン事務局では、厳しい労働から逃れられないエフライエンのような子供たちを救うための支援を呼び掛けています。

【口座名】FNSチャリティキャンペーン事務局
【銀行振込】みずほ銀行 東京中央支店(普通)2331113
【郵便振替】00150-1-473142

募金は、みずほ銀行か郵便局への振り込み、またはクレジットカードで受け付けています。詳しくは、FNSチャリティキャンペーンのホームページをご覧ください。

内野アナは来週、奇跡の絶景・ウユニ塩湖で働く子供の現状と、「未来を変えたい」と願いながら路上生活から抜けられない少女の生活をお伝えする。


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