#1 サザエ役には藤原紀香、カツオは大学生で就活中！？
アニメ版の“10年後”を描く
舞台『サザエさん』が好評上演中！

続く高橋惠子さんは「専業主婦でかっぽう着を着ているお母さんは、今や貴重ですよね。こういう役をさせていただいてありがたいです」と、自身の役をしみじみと振り返りました。

そして、気になるのはアニメの再現率の高さ。波平の髪の毛1本のヘアスタイルもそうですが、藤原さんのサザエさんヘアはまさに“サザエさんそのもの”といった雰囲気。記者から「重いですか？」と聞かれた藤原さんは「いえいえ、軽いです。最近のウイッグは…」と言い、アクティブに動いても乱れないと話しました。

眼鏡にスーツ姿でやさしげな雰囲気がマスオにピッタリの葛山信吾さんは、「アニメのマスオさんの後ろの髪がハネているのがすごく印象的でマネしました」と、ピョンとハネた後ろ髪を披露。かわいい着ぐるみで磯野家の愛猫・タマを演じている酒井敏也さんは、オファーを受け「おお…」と思ったそう。実はかつて、「犬役もやりましたし、なんだったらハトを演じたことも」と明かし、動物はお手の物だとアピールしました。

タラオを演じる2.5次元俳優として人気の大平峻也さんは、「日本人の誰しもが知っているであろう作品の中で、10年後、一番成長が大きいのがタラちゃんだと演出家の方に言われて。（その成長ぶりが）いい意味でお客さまの期待を裏切っていけたらいいですね」とコメント。

同じく2.5次元俳優でカツオを演じる荒牧慶彦さんも、「子供の10年と大人の10年では大きな違いがあって、子供の10年では人格も顔つきも変わるので、その辺の変化は自由に考えていいものだと思って、役を作らせていただきました」と真剣なまなざしで語りました。

今回が自身初舞台となるワカメ役の秋元真夏さんは、「みんなが知っているワカメちゃんが大きくなったらどうなるのか、というのはたくさん考えたり、悩んだりしています。演出家、共演者のみなさんにイチから教えていただいて、助けていただいているなと感じています」と話しました。

さらに、自身とサザエさんの接点を聞かれた藤原さんは、「明るく朗らかなサザエさんですが、おっちょこちょいというところは、似てるかな」と答えると、「おっちょこちょいなんですか？」と記者から驚きの声が。「どんなところが？」と聞かれると、「結構やらかすんです。いろいろありすぎて、言えないくらい（笑）」と話し、笑いを誘っていました。

脚本・演出は、家族もの舞台の演出に定評のある田村孝裕さんが手がけ、笑って、泣いて、感動できると評判の舞台『サザエさん』。チームワーク抜群の豪華キャストが魅せる新たな世界に注目です。