FUJI TELEVISION Announcer's Magazine アナマガ

佐々木恭子の行き当たりばったり

おやすみをいただきまして。

2017/03/28 17:36
posted by 佐々木恭子
この1週間、勤続20年休暇で1週間のんびりしてきました。

今回ばかりは上げ膳据え膳、まったく家事をしなくていい旅に出ました。

それだけで、極楽だったぁ、、。



日がな水平線と地平線が同時に見える広大な場所だったので、それはそれは日々の小さなつまずきや凹みが、一旦脇においてどうでもよくなる溶け具合でした。


土地のお酒を飲む楽しみはなくなり、となると食への執着心もやや薄くなり、寂しいものかなぁと思っていたら、朝のランが始まったおかげで、旅先でもすこぶる楽しく。


大きな大きな朝日の中、ゆったり走っていると、あまりの気持ちよさにひとりでテンション上がって、フォー!などと叫んでおりました。

意外とアクティブな自分に驚いています。笑



20年の間にテレビを通して出会ってくださった方々、、直接出会ってくれた人、チャンスをくれた人、いい影響をくれた人、仕事を通して行けた場所、経験、全てがわたしひとりではできなかったことだらけでした。

いまや、すごく叱られたこととか、怖くて近寄れなかった人こそ、ありがたくも思います。


人に厳しくするのは、優しくするよりエネルギーが必要。
ましてや、人に厳しくするのは自分に厳しくなくてはできない。


自分を高めていくとともに、ますます次の世代の人にお返しをしたい、、、という思いが強まります。


そして気づけば、第一子がお腹にいるときから考えれば、もう8年。

仕事人生の半分、、、とまではいかなくとも、けっこうな年数を、家族がいるから踏ん張れたんですよね。

もう、自分のためには頑張れなくなっていた時期。
途上国取材の報告会で、全国各地を周りながら、人とのつながりを熱く語って家に帰った途端、あまりのひとりっぷりに、泣き笑いしていたこともあったなぁ。

不安定にもがいていて、数々やらかしたことも思い出したり。


どの仕事にも、もっとやれたかもしれないなぁ、、、と少しの悔いはなくはないけれど、いつもそのときの精一杯、、、だったのかもしれないです。



今朝はいきなりの日常で、洗濯4回、病院3軒とやれやれ、、、ですが、笑、これからまた心をこめて、今ここの瞬間をやりきっていきたいです。