FUJI TELEVISION Announcer's Magazine アナマガ

佐々木恭子の行き当たりばったり

プレッシャー。

2018/05/20 15:50
posted by 佐々木恭子
新しく始まった報道プライムサンデーしかり、今日の仕事しかり、プレッシャーがうぅぅぅぅとかかる時があります。

先日は、大好きな「ザ・ノンフィクション」のナレーション。

折々放送されている、「わ・す・れ・な・い」シリーズです。(今回は5月27日放送予定)

東日本大震災で、生徒のほとんどが犠牲になってしまった大川小学校。

その大川小学校で、奇跡的に命が助かったてっちゃんとその家族の、、、、7年の歳月。


直接会ったことはないけれど、画面を通して知るご家族にとって、この取材を受けたことが人生にどう影響したのか。

取材を続けたディレクターやカメラマン等取材チームは、なにを伝えようとしているのか。


ナレーションは、その作品の色合いを決めるので、関わった皆さんの想いを台無しにしないよう、

ナレーションブースに向かうときは、なんとも言えない気持ちになります。

心をこめて届けたい。
わたしで大丈夫か、、、、。ぐるぐる。

前のめりに気持ちがはやるけど、落ち着け落ち着け、、、と言い聞かせつつ。

原稿の「・・・・」の中黒や、行間がうまく表現できる人になりたいなと志はありますが、本当に技術が追いつかない。

でも、プレッシャーってありがたいなとと思うのです。
自分が前に進む裏返しですものね。


演出家やプロデューサーや、様々アドバイスいただいて、吹き込みました。

ご家族が伝えてくださるからこそ、知る事実や想いがあります。

だから、それを多くの人に届ける一助になりたいなと切に思っています。