ヴェッテル、今シーズンは「奇跡」

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フェラーリのセバスチャン・ヴェッテルは、チームの明らかな進歩から2015年シーズンを「奇跡」だと表現し、来季はメルセデスを倒すことができると主張している。

フェラーリは、2014年にV6パワーユニットが導入された当初、苦戦を強いられ、表彰台を2回しか獲得することができなかった。また、コンストラクターズチャンピオンシップでは4位に終わり、フェルナンド・アロンソがチームを離脱した。

しかし、ウィンターシーズンでのエンジンやシャシーの改良と人事異動により、フェラーリは2015年、メルセデスの最大のライバルになり、ヴェッテルは3勝を挙げた。

ヴェッテルはさらに10回の表彰台を獲得し、キミ・ライコネンも3回表彰台に立った。結果的に、コンストラクターズチャンピオンシップでは2位に入り、ドライバーズチャンピオンシップではヴェッテルが3位、ライコネンが4位となった。

「今の僕たちの状況を見てみると、奇跡だね」とヴェッテルは語った。

「ウィンターテストでのスタートした位置は奇跡だ。何度か最速タイムを記録したしね。でも、(開幕戦の)オーストラリアでは(メルセデスに)大差をつけられていることが明らかになった」

「シーズンを通してこれほど進歩したチームをほかに見たことがないよ」

「エンジンをアップデートし、クルマをアップデートし、それで差が縮まった。今はまだ、彼らと争ったり、プレッシャーを与えたりするには十分ではないけれど、彼らを倒すことができると100%確信している」

「僕たちの戦略は僕たち自身に焦点を合わせたものでなければならないと思う。今シーズンのようにね。今年は笑顔がたくさんあった。その数が増えれば、来季に向けていいニュースになるんじゃないかな」(情報提供:GP Update)

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