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#1 現在放送中のFODドラマ『スイートリベンジ』の主演・夏菜さんにインタビュー!

夏菜(なつな)さん
1989年5月23日生まれ。埼玉県出身。中学時代に原宿でスカウトされ芸能活動を開始。『ガチバカ!』(TBS系)でデビュー後、2011年に公開された映画『GANTZ』で一躍注目を浴びる。現在、俳優業だけでなくバラエティ番組でも活躍している。

現在放送中のFODドラマ『スイートリベンジ』の主演・夏菜さんにインタビュー。

『スイートリベンジ』は、オトコにひどいフラれ方をして身も心もボロボロになったオンナを救う“恋愛復讐代行業”を生業にする、ヒーローが主人公の恋愛復讐ドラマ。

オトコに傷つけられたオンナから依頼を受け、その依頼人と同じ痛みをオトコに味あわせることで復讐していくマリコ。自分に惚れさせ骨抜きにしたところで、容赦なく地獄へ突き落す、その痛快さが見どころの一つだ。

傷ついた女性にとって“正義の味方”ともいえるマリコを演じる夏菜さん。撮影中のエピソードのほか、劇中で見せる七変化についてなどうかがいました。

  • 「正直、歴代の彼氏のことを考えると、マリコに復讐してほしい人はいます(笑)」

まずは台本を読まれたときの印象をお聞かせください。

もうほとんどそのまま、原作コミックが活字になったという印象でしたね。でも、だからこそ、見てくださる方はコミックの印象が強いと思うので、なるべく原作で描かれていることを大事に演じなければと感じて。だから、台本はもちろんですが、コミックを毎日持って撮影に臨んでいました。

今回演じるマリコは、どんな役でしょうか?

恋を実験としか思っていない人で、職業は恋愛復讐代行者ですね。女性が受けた男性からの痛み、いろいろな傷に関する話を聞いて、代わりに復讐してあげるという。ターゲットである男性に、女性が受けた同じ痛みを味あわせるというのがマリコの仕事です。

マリコがどうしてそんな仕事に就いたのか…そこには、今回のドラマでは描かれていないのですが、幼少期の体験があって。だから、“復讐”を仕事にはしているけど、その心情がまったく理解できないということもないんです。

正直、私自身、歴代の彼氏のことを考えると、復讐してほしい人はいますから(笑)。きっとマリコみたいな人がいたら、多くの女性が助かるんだろうなとは思いましたね。でも、実際にはマリコのような人はいないと思うので、その分、ドラマの中で私がスッキリさせてあげられたらいいな、と。当時の彼氏に復讐したような気持ちにちょっとなったりしながら、私も思いっきり演じさせてもらって、すごく楽しかったです(笑)。

マリコとご自身で共通点はありますか?

共通してる部分は…ないかもしれないです。マリコは恋愛してきていないですからね、今まで。ゼロ恋愛で復讐代行をしているので、そういう部分ではまったく似ても似つかないです。

そんなマリコの魅力や、「いいな」と思う部分はありますか?

感情には動かされずに、冷静に行動ができるのは羨ましいなと思いますね。私は感情で動いちゃうタイプなので(笑)。でも、マリコは、恋愛は実験だと思っていて、その実験を遂行してるだけなんですよ。ターゲットとなる男性を恋に落とすことも、地獄に落とすことも、とにかく計画通りに事を進めていく、頭の中にある計算通りにうまくやっていくっていうことだけしかない。その感じは、すごいなと思います。

マリコは、ターゲットとなる男性を徹底的にリサーチして、復讐していきます。夏菜さんご自身は恋愛で、男性のリサーチするタイプですか?

リサーチ…インスタとか見ちゃうかもしれないですね(笑)。ちょっと探しちゃう。何が好きなのかなとか、どういう映画見るのかなとか、彼が好きなものに関しては話のネタとして先に知っておきたいなと思います。そこで無理やり、「私も好き!」みたいなことはしないですけど。

マリコは、復讐代行をするためにいろいろなタイプの女性になりきっていました。演じていて難しかった、もしくは楽しかった女性のタイプはありますか?

各々難しさはあるんですけど、ちょっと抵抗があったのが1、2話に出てくる清楚系マリコ。あざといキャラの恥ずかしみがありましたね(笑)。3、4話のお嬢様マリコは、一番簡単だったかもしれないです。最後に出てくるサブカルルマリコは、監督から「どもりを入れて」と言われて、お芝居にとり入れてみたんですけど…どもる演技ってこんな難しいんだと思って。佐藤二朗さんのすごさを実感しました(笑)。通常時のマリコを含めて、今回は4つのキャラクターを演じましたが、結局、もとのマリコが一番難しかったかもしれないです。バーッとしゃべらなきゃいけない場面もありましたし。

コミック原作だからこそ難しかったシーンはありましたか?

マリコは、とにかくよくキノコを食べるのですが、引き出しからキノコをブチッとちぎるシーンは結構難しかったんですよね。一緒に2株くらいくっついてきちゃうこともあって。あとは、しめじがいっぱい入っている“キノコ茶”を飲むのも嫌で(笑)。他にもキノコ料理とか、たくさん食べなきゃいけなくて、キノコに結構困らされました。

そんなキノコマニアのマリコですが、夏菜さんは何マニアですか?

ゲームですかね。今回の撮影期間も、休みの日は一歩も外に出ないでずっとゲームしていました。普段も常に「あれはどうやったら強くなれるか」しか考えていませんし、YouTubeもゲーム関連ばっかり見ていますね。本当にプロゲーマーになればよかったなと思っています(笑)。

それだけゲームに夢中で、旦那さんは怒ったりしないんですか?

旦那さんは、私がゲームをしているとサウナに行ってくれます(笑)。夫婦の時間の流れとして、仕事終わってご飯を食べて、旦那さんはサウナに行って、私はゲームの時間が始まって、旦那さんがサウナから帰ってきたら一緒にお酒を飲み始めるっていう感じなんです。いい感じじゃないですか?って、自己肯定している感じですが(笑)、各々1人の時間も持ちつつ、2人の時間も持てているので、すごく空気感がいいんですよね。
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取材・文 平野 智枝子
撮影 今井 裕治

『スイートリベンジ』

毎週月曜深夜放送
出演:夏菜、森永悠希、古畑星夏、浅香航大、柾木玲弥、雛形あきこ、袴田吉彦、中村静香 ほか

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