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川口春奈「全身全霊で」
ドラマ『silent』へかける熱い思いを語る

高校時代、音楽という共通の趣味をきっかけに心を通わせ、恋人として愛おしく幸せな日々を過ごしていた紬と想。しかし、大学進学のタイミングで突然紬に別れを告げ、想は姿を消してしまう。そんな2人が8年後に再会。実は、想は徐々に耳が聞こえなくなる病におかされ、すでにほとんどの聴力を失っていることを知った紬は…。

本作は、音のない世界で出会い直した紬と想、2人の切なくも温かいラブストーリーです。

第1話が放送されると、SNSは盛り上がりを見せ、さらに「見逃し配信」は2日間で160万再生という、フジテレビとして過去最速の記録を樹立し、話題を集めています。

そんな本作の初回放送前に行われた制作発表をレポート。主演の川口春奈さんをはじめ、目黒蓮さん(Snow Man)、鈴鹿央士さんが作品への思いなどを語りました。

  • 川口春奈 制服での撮影は不安?「膝小僧を出しているのが違和感で…」
会場に姿を見せた主人公の紬を演じる川口さんは、「難しい役どころだと思いました。ただ、温かさ、切なさ、優しさ、いろいろな気持ちにさせてくれる作品なので、全身全霊でやらせていただきたいと思った」と、作品にかける思いを。

一方、第1話のラストで紬と再会し、涙ながらに苦しい思いを手話で伝え、しかし手話の分からない紬にはその思いが伝わらず、視聴者の涙を誘った想を演じる目黒さんは「手話の素晴らしさを改めて感じながら、楽しんで学ばせてもらっています」とにっこり。実は、本作に出演するよりも以前に手話に興味を持ったきっかけがあったといい、「昨年出演した『滝沢歌舞伎』の中である曲を歌うときに、ファンの皆さんにどうしても伝えたい思いがあったんです。それをどうやって伝えればいいのか考えたときに、『手話だ』と思い、調べて、披露しました」と、明かしました。そして、「今回、こういう形でしっかり勉強させてもらえる機会がいただけたことは、すごくうれしいです」と、笑顔を見せました。

高校時代の想の友人であり、紬の現在の恋人で、将来も考える仲になっている湊斗を演じる鈴鹿さんは、司会者から「紬が想と再会するというのは…」と問いかけられ「複雑です」と、神妙な表情。続けて「(湊斗は)『主成分、優しさ』と言われるぐらい、本当に優しい人。自分の気持ちよりも、相手のことを考えて行動する人です」と、湊斗のキャラクターを説明しました。
その鈴鹿さんは、制作発表の前日、Official髭男dismが歌う主題歌「Subtitle」を聴きながら台本を読み、大号泣したそう。「心がキューッとなって。だから、ちょっと今日 は目が赤いんです(笑)」と明かすと、川口さんが「えー!」と言いながら目をのぞき込むなど、仲の良さを見せる場面もありました。

制作発表では、高校生の制服を着た回想シーンのオフショットも公開。制服姿はどうしても恥ずかしいようで、写真を見ながら目黒さんが思わず笑ってしまう一幕も。それでも「ちょっと恥ずかしいなと思いましたけど、青春を感じられる画が撮れていると思うので、楽しみの一つにしてほしい」とアピール。川口さんは、「(目黒さんと鈴鹿さんの)2人は全然カッコイイですけど、私は不安だなと思いながら(回想シーンを)撮ってる。膝小僧を出しているのが、違和感しかなくて…頑張ってます」と、言葉通り、不安げに語りました。

2人が不安を口にする一方で、3人の中では一番年下の鈴鹿さんは「僕はまだ中学までいけます」と、自信満々に宣言。「この間、『顔だけだったら、赤ちゃんの代役もいけるね』っていう話をしていたんです」と話し、会場の笑いを誘いました。
最後に川口さんは、「日々、スタッフ、キャスト一丸となって撮影しております。本当にさまざまな愛の形が描かれていて、温かくて、切なくて、笑って、泣けて、いろいろな感情になっていただける、最高なドラマをお届けします」と、力強く宣言して制作発表を締めくくりました。

撮影 今井裕治
文 平野智枝子


『silent』

毎週木曜22時~
出演:川口春奈、目黒蓮、鈴鹿央士、桜田ひより、
板垣李光人/夏帆/風間俊介、篠原涼子 ほか

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