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竹野内豊 山崎育三郎から“隠し球”伝授「素晴らしいご指導でした」

東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称、イチケイ)を舞台に、自由奔放で型破りな裁判官・入間みちおと、超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴が繰り広げる、リーガルエンターテインメント「イチケイのカラス」。

原作は「モーニング」(講談社)で連載された同名コミックで、2021年にフジテレビ系にて連続ドラマを放送。刑事裁判官を主人公にした新しい切り口と、切ない人間ドラマが視聴者の心を掴みました。

そんな「イチケイのカラス」の映画が、1月13日(金)より公開されます。

岡山に異動した入間みちお(竹野内豊)は、主婦が史上最年少防衛大臣・鵜城英二(向井理)に包丁を突きつけた傷害事件を担当。一方、坂間千鶴(黒木華)は「他職経験制度」で弁護士になり、バディを組んだ人権派弁護士・月本信吾(斎藤工)に心惹かれますが…。

先日、映画の完成報告会が行われ、竹野内豊さん、黒木華さん、斎藤工さん、山崎育三郎さん、向井理さん、小日向文世さん、田中亮監督が登壇。法廷を模した壇上で、作品の感想や撮影時のエピソードを“嘘偽りなく”語った様子を、レポートします。

【竹野内豊「まさか映画化するとは想像つかなかった」】
竹野内さんは「連続ドラマ撮影中は、まさか映画化するとは想像つかなかった。応援してくださったみなさんのおかげなので、本当にありがたいです」と、ドラマファンにお礼を述べました。

そして、「(ドラマから)1年開いてしまったので、『また役に戻れるかな』とか、ちょっとした不安はありました。でも、黒木さんの声を聞いたら、一発で記憶が戻りました」と、撮影を振り返りました。
黒木さんは、今回の役作りについて「(ドラマでは)早口でまくし立てるセリフが多かったので、感覚を戻せるかが大変でした。違う役でゆっくりした話し方をしていると、舌が思ったより追いつかなかったりする」とコメント。

今作で、坂間(黒木)は、月本(斎藤)に心惹かれていきます。MCの永島優美フジテレビアナウンサーから「いままでにない坂間千鶴が見られるのでは」と聞かれると、黒木さんは「あまり“キュン”としすぎないようにはしていたんですけど、斎藤さんなので、たぶん(キュンが)出ていたと思います」と、微笑みました。
その言葉を受けて、斎藤さんは「黒木さんは日本映画界の宝なので、ただただ光栄でした。(芝居は)正解のない世界だと思うんですけど、黒木さんの表現は正解なんです。その佇まいや表現に、身につまされて、背筋が伸びる思いを日々していました」と感嘆。
【黒木華 竹野内豊や小日向文世を“盗撮”!?】

山崎さんは「(ドラマキャスト陣の)LINEグループがあって、ちょくちょくやりとりさせていただいていたので、久しぶりという感じはなかったですね。でも映画化が決まったときに、出演しないレギュラーメンバーもいたので、LINE上に複雑な空気が流れました…」と告白。

山崎さんによると、「LINEで連絡をくださるのは、コヒさん(小日向)とか、おじさまたち」なのだとか。
小日向さんは「撮影中は、みんなが居眠りしているのをこっそり撮ってLINEに上げて、大笑いして。ドラマが終わってからは『ご飯を食べに行こう』という話はしていたけど、コロナで行けなかったね」と、少し残念そうな表情に。

一方、黒木さんも「小日向さんを盗撮したり、竹野内さんがストレッチしているところを撮ったり…」と、こっそり撮撮していたそう。小日向さんから「よく寝てたよね?」と言われた竹野内さんは、「寝てません!考え事をして、目を瞑っていただけです」と反撃し、笑いを誘いました。

映画から初出演となる向井さんは、竹野内さんとの共演シーンがほとんどだったそう。「ずっと(竹野内さんを)見て育ったので憧れがあって。でも、ちょっとユーモアがある雰囲気が、役と重なって見えました。“居ずまい”というか、視点が人と違って面白い」と、竹野内さんの印象を語りました。
竹野内さんは「そういうふうにおっしゃっていただくのは、大変光栄なことだなと思います」と、はにかみました。

小日向さんは「今回、直接絡みがあったのは、斎藤さんと桜井ユキさんだけで。だから、みんなと法廷のシーンでは初めて会えたときは、うれしくて。僕は傍聴席に座っていたから、セリフを交わすことはなかったけど、手を振れたのがうれしかった」と、ニコニコ。

そして永島アナが「小日向さん、どの現場でも“盛り上げ役”ですよね?」と振ると、小日向さんは「盛り上げようと思ってないんだけど、うれしくて、はしゃいじゃうのかな?いい歳だから落ち着こうと思って…」と苦笑いしました。

【小日向文世 スペシャルドラマを猛アピール「かなり面白い!」】

映画公開を記念して、1月14日(土)には、ドラマ「イチケイのカラス スペシャル」が放送されます。

ドラマについて、小日向さんは「申し訳ないけど、かなり面白いです!下手すると映画より面白いかもしれない。(自身が演じる)駒沢義男裁判官の、見応えあるシーンをぜひ見てほしい」と、もう烈アピールで笑わせました。
【斎藤工も絶賛!「野球シーンは、ほぼ育三郎さん監修」】

そして、映画をひと足早く見たキャスト陣に、感想を聞くことに。

竹野内さんは「いろいろな伏線が張られていて、あっという間の時間です。映画『ドライブ・マイ・カー』で撮影監督を務めた四宮秀俊さんがカメラを回していて。その映像が、本当にきれいです」と語りました。

黒木さんは「ドラマの雰囲気を残しながら、事件もスケールアップしています。みちおとのバディ、月本さんとのバディの違いを見ていただけたら」、斎藤さんは「(コロナという)パンデミックを含めた変化の時代のなかで、生まれるべくして生まれた作品なのではないか」とコメント。

向井さんは、「伏線がたくさんあるなかで、すごく絶妙なバランスで練り上げられている」、小日向さんは「たくさんの登場人物の葛藤や生き様を、田中監督がすごく丁寧に撮ってくれた」と話しました。
山崎さんは「野球のシーンで、竹野内さんが“隠し球”でタッチをするシーンがあるんです。そのボールの握り方、グローブの後ろにボールを挟むというのは、僕が伝えました!」とアピール。

斎藤さんによると「野球のシーンは、ほぼ育三郎さん監修」だそう。山崎さんが「隠し球は、自分が少年野球時代にやっていた。それを竹野内豊さんがやってくださった」と、うれしそうに話しました。

竹野内さんは「素晴らしいご指導でした。隠し球のやり方がわからなくて。どうしようって言っていたら、2パターン教えていただいて。『おそらくこの状況だと、このやり方が面白いんじゃないか』と、提案いただいた」と、撮影秘話を明かしました。

最後に、竹野内さんは「何の先入観もなく、この映画を楽しんでいただけたら。ドラマシリーズをご覧いただいていない方も、十分楽しめる作品に監督が仕上げてくださっているので、ぜひ劇場で楽しんでいただけたら」と呼びかけました。

取材・文 松木優子
撮影 鷹野政起


『イチケイのカラス』新作ドラマも続々放送!

映画の公開を記念して、オール新作のスペシャルドラマ、土曜プレミアム 映画公開記念『イチケイのカラス スペシャル』(フジテレビ)が、2023年1月14日(土)21時〜放送されます。

さらに、2023年1月9日(月)24時55分〜は、5夜連続(関東ローカル、FNS系列各局は別途放送)で、山崎育三郎さん主演のスピンオフドラマ『イチケイのカラス~井出伊織、愛の記録~』も放送されます。


映画「イチケイのカラス」

出演:竹野内豊、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、
柄本時生、西野七瀬、田中みな実、桜井ユキ、
水谷果帆、平山祐介、津田健次郎、八木勇征、
尾上菊之助、宮藤官九郎、吉田羊、
向井理、小日向文世
原作:浅見理都「イチケイのカラス」(講談社モーニングKC刊)
脚本:浜田秀哉
監督:田中亮
1月13日(金)全国ロードショー

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