多部未華子はおとなしい?はしゃいでる?
『いちばんすきな花』共演者、松下洸平、神尾楓珠が裏の顔を明かす!
毎週木曜22時より、フジテレビでは木曜劇場『いちばんすきな花』が放送中です。
本作は、「男女の間に友情は成立するのか?」をテーマに、違う人生を歩んできた4人の男女が紡ぎ出す「友情」と「恋愛」、そしてそこで生まれるそのどちらとも違う「感情」を丁寧に描いていく、くすっと笑って、ふわっと泣ける、新しいスタイルのドラマ。
大ヒットしたドラマ『silent』の村瀬健プロデューサーと脚本・生方美久さんが再びタッグを組むことでも話題を集めています。
そんな本作の初回放送前に第1話の完成披露試写会が行われ、クアトロ主演の多部未華子さん、松下洸平さん、今田美桜さん、神尾楓珠さんが登壇しました。そのもようをレポートします。
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「男女の間に友情は成立する?」多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が意見を交わす!
試写を終えたばかりの高揚感が満ちた客席の間を通ってキャストが会場に登場。多部さん、松下さん、今田さん、神尾さんは、観客の歓声を受けながらステージへ。スタートから約1ヵ月たったという撮影の話題で、多部さんは「見てくださる方に、ゆくえがどんな女性に映っているのか未知すぎて…『これでいいんだろうか』と探り探りなのが、正直なところ」と、今の率直な思いを明かします。“探り探り”なのは、他のキャストも同じようで、松下さんは「椿に共感できる部分がありつつ、僕だったらそうはしないと思う部分もあって、『椿だったらどうするか』をイメージするしかない」、今田さんは「見た目で決めつけられてしまう子なので、難しい」、神尾さんは「紅葉は、一緒にいる相手によって、ちょっとキャラクターが変わる。僕も例にもれず、まだ探っています」と語りました。
4人それぞれにSNSで話題になった場面写真がスクリーンに映し出される場面も。まず紹介されたのは、ゆくえ(多部)の唯一無二の友人・赤田(仲野太賀)とのカラオケシーン。はしゃいだ様子の写真に、松下さんが「(写真の様子は、普段)楽屋にいるみたいですよ」と暴露すると、多部さんは「え、うそ!?私、おとなしいでしょう?」とびっくり。さらに神尾さんが「基本はおとなしいですけど、たまに…突発的なときがありますよね(笑)」と追随。会場にも笑いが起こります。このカラオケシーンは、多部さんにとってクランクインだったそうで、「朝8時くらいからワーッとやってるから、必死よ(笑)」と言い、続けて「『(ドラマの)撮影って大変だった。これから頑張ろう』と思えた日でした。でも楽しかったです!」と、撮影の感想を語りました。
続いて、椿(松下)がオフィスでコケるシーンの写真が紹介されると、松下さんは「SNSに上がっていたのは、転んで上司の机までダイブする映像だったと思うんですけど…オンエアでは使われてないんですよ(笑)。監督の指示だったのに」と、少し不満げ。それでも、神尾さんが「コケるシーンって、“やろう”とするとわざとらしくなるけど、洸平さんはそんなことなくて」と話し始めると、多部さんも「本当にお上手です」と感心。今田さんが「本当にコケたのかと思いました」と呟くと、松下さんは「あ…お芝居なんですよね」とドヤ顔を見せて笑わせました。
夜々(今田)の写真は、働いている美容室にやってきた椿のカットをするシーン。実際に美容師からカット技術を学び、練習用のウィッグを借りて自宅でも練習をしていたという今田さん。その手つきに、「本当に美容師さんでしたよ!」と松下さんも太鼓判。しかし、「クロスをつけてくれて、『苦しくないですか?』『苦しくないです』というセリフの時に、1回殺されそうになっちゃって(笑)」と付け加える松下さん。どうやら、リハーサルではクロスの前に首に巻くタオルが厚手だったようで、首回りがムキムキになってしまい、首が締まりかかってしまったそう。今田さんは、「『苦しくないですか?』って聞きながら、『絶対苦しい!』と思ったら、笑っちゃいました(笑)」と、撮影時のことを思い出し大笑いしていました。
1人でシーソーに乗る紅葉(神尾)の写真が紹介されると、神尾さんが「皆さん、1人でシーソーしたことありますか?」と客席に問いかけ。数人の手が挙がる中、「1人シーソーは、足がしんどくて。スクワットをしている感じなので、次の日に筋肉痛になりました」と、その大変さをこぼします。また、子どもたちが遊ぶ公園でのシーンのため、「周りに子どもたちがいて、そのなかで、1人でシーソーをしていたので、恥ずかしかったです(笑)」と照れ臭そうに語りました。
ここで、それぞれの役の子ども時代を演じる子役の話題に。“小紅葉”は「すごい可愛かった」と神尾さんと松下さんが絶賛。神尾さんいわく、「ずっと『なんかいるんだよ』と茂みの奥を覗いていて。たぶん、トトロのような何かが見えていたのかな…」と、子どもらしい姿を目の当たりにしてキュンとしたそう。“小ゆくえ”について多部さんは、「(自分は)あんなに可愛くなかったから、ありがたいです(笑)」とコメント。“小椿”について松下さんは、「すごく苦笑いが上手で(笑)。僕以上に椿だったので、見習わなきゃなと思いました」と、感激した様子を見せます。今田さんは“小夜々”から手紙をもらったそうで、「ハートの折り紙のお手紙をいただいて、可愛さにやられました。『大好き』って書いてありました」と、メロメロな様子で語っていました。
そして、本作のテーマ「男女の間に友情は成立するのか?」の話題も。会場では半々程でしたが、多部さんは「成立しない」派とのこと。松下さんは「年齢の近い男女の友情は難しいなと思います。ただ、僕の実家の近くにおばあちゃんが住んでいるんですけど、子供の頃からお世話になっている方で、そのおばあちゃんと僕は友達です」と、まさかの告白。これには会場からも笑いが起きますが、「すごい友達!向こうも友達だと思ってくれているはず。そういうケースもありますよね」と、熱弁しました。
今田さんは「成立する」派と言い、「みんながみんなとは言えないけど、同じ価値観の人同士なら成立すると思います」とコメント。同じく「成立する」派の神尾さんは、「高校生の時は成立しないと思っていましたけど、大人になって、世界が広がって、いろいろな価値観の人の話を聞くとあり得るなと思いました」と、以前とは考えが変わってきたとのこと。続けて、「高校生の時はモテたくて、モテたくて、あわよくば好きになってくれないかなと思っていましたから(笑)」と明かすと、多部さんから「そんなこと思ってたの(笑)?」とツッコミが。司会から「実際モテたんじゃないですか?」と問われると、「いやいや」と謙遜しつつ、次の瞬間「まぁ、そうっすね!」とドヤ顔を見せた神尾さん。これに会場はこの日一番の爆笑が起こり、松下さんは「カッコいい!俺も言いたい!」と大興奮。終始、にぎやかな雰囲気のイベントとなりました。
文:平野智枝子
撮影:今井裕治
『いちばんすきな花』
毎週木曜22時~
出演:多部未華子、松下洸平、
今田美桜、神尾楓珠、齋藤飛鳥、
白鳥玉季、黒川想矢、田辺桃子、
泉澤祐希、臼田あさ美、仲野太賀 ほか
