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#1 FODで配信中のドラマ『ペンション・恋は桃色 season2』に出演するリリー・フランキーさんと斎藤工さんにインタビュー

リリー・フランキーさん
1963年11月4日生まれ。福岡県出身。イラスト、文筆、俳優など、多分野で活動。俳優として、2013年度に映画「凶悪」「そして父になる」で第23回日本映画批評家大賞の助演男優賞などを受賞。また、2018年度には映画「万引き家族」で第42回日本アカデミー賞優秀主演男優賞などを受賞している。
斎藤工(さいとう たくみ)さん
1981年8月22日生まれ。東京都出身。モデル活動を経て2001年に俳優デビュー。その後『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ)、映画「シン・ウルトラマン」など。現在は『君が心をくれたから』(フジテレビ)に出演中。2012からは映画監督としての活動も開始し、昨年最新作の『スイート・マイホーム』が公開。

現在FODで配信中のドラマ『ペンション・恋は桃色 season2』。

本作は、いつもテキトーな父・シロウ(リリー・フランキー)と、その娘・ハル(伊藤沙莉)、バイトの青年・ヨシオ(斎藤工)が営むペンション「恋は桃色」が舞台。そこに訪れる珍客たちと、シロウ、ハル、ヨシオの騒動を描くハートフルコメディ。

4年ぶりの続編となる今作では、4年に1度、夏になると東京から遊びにやって来るシロウのはとこ・ヒカリ(山口智子)の影響で東京に興味を持ちながらも、ペンションをシロウに任せられず諦めていたハルが、ヒカリに東京に住むことを勧められて悩む姿と、ペンションで起こるひと夏の大騒動が描かれます。

娘とともにペンションを営むシロウを演じるリリー・フランキーさんと、久しぶりにペンションに戻ってきた青年・ヨシオを演じる斎藤工さんにインタビュー。『ペンション・恋は桃色』という作品について、撮影現場でのエピソード、前作からの4年の間で起きた自身の変化などについて聞きました。

  • リリー・フランキー 斎藤工の“お風呂”を覗き見!?

『ペンション・恋は桃色 season2』は4年ぶりの続編になります。お2人にとって、どのような作品ですか?

リリー 本当はこんな感じじゃいけないかもしれないけど、6日間の撮影で全5話を撮っているんです。すごくないですか?だから、ほとんど撮ったものを使わなきゃいけないという。最初に言っておきますが、season1も2も「このシーン間延びしているな」と思うシーンは、素材がなくてカットできなかった部分です(笑)。
斎藤 ははは(笑)。
リリー でも、そういう手作り感が面白くて。season1はクリスマスにみんなで山中湖に泊まって撮影していたのですが、珍しく大雪になって。翌日はペンションに泊まりに来た主婦の方々がテニスをするシーンで、普通の作品なら中止になるところ、「絶対撮影したほうがいい」という話になって。雪が積もったテニスコートで主婦の皆さんが三角テニスをするという…平成の名シーンが生まれたんです(笑)。泊まり込みだからこそ合宿っぽく、みんなで話し合いながらできるから不思議なことが起こっていて、今作も引き続きひどくなっているかもしれません(笑)。
斎藤 そのなかで、リリーさんや(伊藤)沙莉ちゃん含めて皆さんが、ご本人からしか捻出できない何かを放っているのが印象的な作品ですよね。
リリー そうだね。工くんも、いろいろな作品でいろいろな役をやっているけど、実際の工くんに近いのはヨシオじゃない?
斎藤 そうかもしれないです。

今作の撮影で印象に残っていることを聞かせてください。

リリー 空き時間にみんなでスイカ割りとかしたよね。
斎藤 しましたね。本当に限られた時間で撮影していたこともあって、スタッフは現場にいなければいけないことが多かったのですが、その代わりにリリーさんが近くのスーパーまでよく買い出しに行ってくださって(笑)。
リリー 僕、かなり空き時間があったんですよ。子供用のプールを買ってきて、食べるものとか飲み物とかを冷やしたり、工くんの誕生日ケーキを作ったりして。先ほども言いましたが、みんなで泊まり込みで撮影をしているので、撮影が終わったあとも寝る直前までパジャマで話をすることもあって。
斎藤 そうですね。
リリー パジャマで集まって、寝るまで「明日の撮影さ」っていう話をして、それが次の日の撮影に反映されて。「工くんがお風呂行ったよ」っていう話になったら、お風呂を見に行って(笑)。
斎藤 見に来られましたね(笑)。
リリー その合宿感が楽しかったです。

『ペンション・恋は桃色 season2』のタイトルにかけまして、桃色の恋の思い出を聞かせてください。

リリー 桃色時代があっても、結局終わりの印象が強すぎて、桃色の印象が残らないまま記憶されてきますよね。
斎藤 そうですね。
リリー いいときを思い出すと同時に、最終回のつらさを思い出す感じ。
斎藤 離れるっていうことをしてるわけですからね。それは男女差あるところなのかもしれないですけど。
リリー 男の人のほうが女々しいというか、楽しいことだけ覚えてらんないんだよね。

桃色の思い出としては語れることがなさそうですね。

リリー そうですね…。年を取ると、なかなか人を好きになりにくくなるけどさ、そう考えると、若い時に言っていた「好き」がどの程度のものか怪しくなってきますよね。
斎藤 側(外見)だけだった感じはありますもんね。
リリー でも逆に、若い時に外見だけ見て好きになれていたときのほうが、恋に夢中だったのかな…。

では、劇中のヨシオが「恋は桃色」に戻ってきたように、お2人に今戻りたい場所や居心地のいい場所はありますか?

斎藤 ちょっとズルい答えかもしれませんが、まさにこのドラマの現場が戻れる場所でしたね。コロナ禍以前にseason1をやって、コロナ禍に同じチームでリモートなどを駆使した作品を一緒に作って、そこにリリーさんにも出ていただいて。そうやって一緒にトライをしてきたチームでのseason2でしたから。時間の制約などはありましたけど、劇中のヨシオ同様に「あぁ、帰ってきた」という感じがありましたね。
リリー 同じペンションでの撮影だったから、より“帰ってきた感”はありましたよね。僕のそういう場所は…ないです(笑)。ないけど、この作品のように同じロケ地に時を経て行けることって、普通の作品だったらないことなので。ドラマがシリーズ化することもなかなかない経験だし、僕は初めての経験だからホッとするというか。新しい現場ってある程度の緊張感とわずらわしさがありますからね(笑)。新しい人たちと関係を築かなければいけないですから。それがこの作品にはなかったので、戻れる場所だったのかもしれないです。だから、『北の国から』ぐらい長く続けられたらと言っているんですけど。これはプロデューサーとか監督とか、みんな含めて同じ感覚でいると思う。何より、この作品は全員、感覚的に仕事だと思ってないですから(笑)。
斎藤 たぶん、仕事だと思っていたらできないと思う。
リリー やってられないっていう。
斎藤 演者さんだけじゃなく、スタッフも含めてとんでもなくスケジュールが押さえられないメンバーが集まっていますから。撮影の川上智之さんなんて、日本一忙しいカメラマンですし。
リリー そう。「カメラマンのスケジュールはどこだ?」みたいな感じだったよね。
斎藤 そういう面々で再び集まれたのは本当によかったな、と思います。
次回公開のインタビュー#2では、サイン入りプレゼントのお知らせもあります!

文:平野智枝子
撮影:今井裕治


『ペンション・恋は桃色 season2』

FODで全話配信中
出演:リリー・フランキー、斎藤工、伊藤沙莉、山口智子
関智一、剛力彩芽
JOY、益子卓郎(U字工事)、眉村ちあき、大水洋介(ラバーガール)、細野晴臣

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