目黒蓮 通勤ラッシュの電車で撮影現場へ！「すごく楽しかった」月9ドラマ『海のはじまり』完成披露試写イベント

役どころについて、目黒さんは「今までいろいろな役を演じさせていただいた中で、夏くんは一番共感できるような気がします。でも、一番難しいところにいるなという感覚で。（撮影が始まって）夏くんとして時間を過ごすことが多いので、命について考える時間が増えたなと感じています」と語りました。

夏の現在の恋人・百瀬弥生役の有村さんは、「非常に難しい役どころです。弥生にとって夏は“救い”の存在。そんな夏との未来を考え始めていた頃に、想像していた将来がちょっと違う方向に向いて…。感情の機微を見落とさないように監督と話し合いながら、弥生像を作り上げています」とコメント。

目黒さんとの共演は2度目でだそうで「役を通してお互いに身を委ねながら、信頼しながら各シーンを作り上げていけたら」と笑みました。

泉谷さんは「セリフも長いし、暑かったりするときもあるんですけど、夏くん（目黒）とか弥生ちゃん（有村）とか津野くん（池松）とか大和くん（木戸）とか朱音おばあちゃん（大竹）とかが助けてくれて、1ヶ月頑張ることができました」と答え、“100点満点”の発言に会場から大きな拍手が送られました。

夏の弟・月岡大和役の木戸さんは、「目黒くんとは同い年なんですけど、役としては弟なので、兄弟のような関係性を築いていきたい」と話しました。

水季の同僚・津野晴明役の池松さんは、本作でフジテレビ系の連続ドラマ初出演。「星奈ちゃんに、何回フジテレビのドラマ出たことある？って聞いたら、『4回出たことがあります』って言われて…。まだ初めてなので、右も左も分からないです」と、経験豊富な“泉谷先輩”を前に恐縮し、会場の笑いを誘いました。

水季の母で、海の祖母でもある南雲朱音役の大竹さんは、「ハードで暑くて眠いし、海辺の撮影でいろいろ遠い場所に行って大変ですけど、海ちゃんが現場にいることで明るくなって、子供のパワーはすごいなって日々思っています」とコメント。

泉谷さんの演技力の高さに脱帽しているそうで、目黒さんと一緒に、泉谷さんのことを『先生』と呼んでいるのだとか。

目黒さんから「教えてください」と言われた泉谷さんは「無理です、無理です。先生じゃありません！」と謙遜し、会場には和やかな笑い声が響きました。

目黒さんは1ヵ月ほど前に、自身のSNSに期間限定で、ある動画を投稿したそう。それは、どこかを歩いている目黒さん目元だけを映したもので、実は『海のはじまり』撮影時のものだったのだとか。

目黒さんは「夏くんのスーツ姿でマスクもして、リュックを背負って。駅の改札を入って朝の通勤ラッシュの時間に電車に乗って、現場へ行ったんですよ」と衝撃の告白。撮影現場へ向かうためには、どうしても一般客が行き交う中を歩かなければいけなかったといいます。

「自分も周りのスタッフさんもすごくハラハラしたけれど、すごく楽しかったです。朝は皆さん急いでいて、下を見ている方が多いので『意外とイケるな』って思いました」と、笑顔を見せました。

本作は海辺での撮影も多く、目黒さんは「暑いのと…（撮影時間が）長い」と本音をポロリ。さらに「大竹さんが…」と言いかけると、大竹さんが「言わないでね（笑）」と制して会場には笑い声が。

目黒さんが「大竹さんが、星奈ちゃんと同じくらいの純粋さで海辺を駆け回ってて、すごくパワフル」と明かすと、大竹さんは早朝からの撮影でも「星奈ちゃんも蓮くんも、文句も言わず素晴らしい。みんな偉いです」と感嘆していました。

また、池松さんは、演じる津野が図書館司書であることから、図書館での撮影が多いそう。「みなさん暑いなかの撮影は大変だと思います。僕は、ほぼ図書館なので。非常に冷房完備のいい」と話し、会場を笑わせました。

イベントでは、七夕間近ということで「この夏の願い事」を1人ずつ発表することに。

目黒さんは「海のはじまりが愛されますように。全ての人が長生きしますように。」と2つ発表し、会場からは大きな拍手が。「1個に絞ったほうがいいのかなと思ったんですが、欲張りで2個にしました。健康第一で、長生きしたらいいなと」と、はにかみました。

有村さんは「みんなが報われますように。」「『海のはじまり』の登場人物もキャスト・スタッフも、世界中のみんなそれぞれ、毎日、一生懸命過ごしているじゃないですか。大人になればなるほどグッと堪（こら）える瞬間もあったりすると思うので、みんなが報われてほしい」と微笑みました。

泉谷さんは「頭がいいべん強できる人になりたい」と発表し、キャストから「おぉ～！」と歓声が。「たし算、ひき算、かけ算、わり算が終わって…公文やってた！」と、勉強法を明かしました。

すると、目黒さんが「すごいんですよ、撮影中も宿題や勉強をやってて」と称賛。泉谷さんは、「明日は漢検が公文であるんですけど、9級で、全然覚えられないです」とこぼし、MCの西山喜久恵フジテレビアナウンサーは「月9をやりながら漢検受けるの！？」、大竹さんも「偉い」と驚きの表情を見せました。

木戸さんは「新しい景色が沢山見られますように」。「お仕事でもプライベートでも、いろいろなところに行けてないなと思うので、もっと景色を見たいで。この作品でもセットでの撮影が多いので、僕も外に出たい。海を見たいですね」とコメントしました。

池松さんは「このドラマが沢山の人のもとに届きますように。皆さまの誰かへの想いが、想いなおしが、はじまりますように」と発表。泉谷さんの願い事と被りそうになり、この内容に変更したそう。目黒さんが「漢検は、何級を？」と冗談っぽく聞くと、池松さんは「1級…」と答え、そのかけ合いで笑いを誘いました。

そして大竹さんは「私、一番軽いかもしれない」と照れながら、「痩せたい！」と発表。親近感のある願い事に、観客からは拍手と大きな笑い声が起こりました。

すると、目黒さんが「僕はこう書いてることは知らなかったんですけど、さっき移動中に『私が書いたことは、本気で思っている。念を込めて書いた』っておっしゃっていて」と、大竹さんの発言を"暴露"。大竹さんは「お菓子が大好きで、しょっちゅうお菓子ばっかり食べてたら、すごい太りました…」と恥ずかしそうに告白しました。

その後の写真撮影でも、大竹さんは短冊を必死に隠して、目黒さんから「僕で隠さないでください」とイジられたり、スタッフにすぐ回収してもらおうとしたり、お茶目な姿で会場を和ませていました。

最後に目黒さんは、「本当に長い時間をかけて、（脚本の）生方（美久）さんをはじめとする多くの方々が大切にしてきた作品です。どんどん成長していくと思います」と意気込みを。そして「この作品を通して、命や家族など色々なことを考えたり感じたりして、みなさんの人生がいい方向に進むよう、影響を与えられたら」と締めくくりました。