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松本若菜と深澤辰哉の“宝物”「愛猫とファン」にほっこり!田中圭からのビデオメッセージに笑いが巻き起こる!木曜劇場『わたしの宝物』舞台挨拶

10月17日にスタートした、松本若菜さん主演の木曜劇場『わたしの宝物』。
本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪女になることを決意したひとりの女性の物語。
主人公の神崎美羽(かんざき・みわ/松本若菜)と、その夫・神崎宏樹(かんざき・ひろき/田中圭)、そして美羽が愛した幼馴染み・冬月稜(ふゆつき・りょう/深澤辰哉)、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く、ひりつく大人の恋愛ドラマです。

主演の松本さん、深澤さんが登壇した、本作の舞台挨拶の模様をレポートします。

<深澤辰哉「圭くんはお兄ちゃん、若菜さんはお姉ちゃんみたい」>

会場の後方から客席を縫って登場した松本さんと深澤さんの姿に、満員の観客からは大きな歓声が広がります。にこやかにステージに登壇した2人でしたが、深澤さんが立ち位置を間違えてしまい照れ笑い。その様子に、会場は和やかな笑い声に包まれてリラックスしたムードに。
司会を務める三上真奈フジテレビアナウンサーから、ドラマのオファーを受けた際の感想が聞かれると、松本さんは「最初に台本を読ませていただいた時に、とんでもないものを作るんだというのが正直な感想でした」と吐露。話数が進むごとの心情の変化を「細かいところに気をつけて演じたい」と語りました。
美羽の幼馴染み・冬月を演じる深澤さんは、初共演となる松本さんについて「本当に幼馴染みだったんじゃないかと思えるほど、表現がすごい」と称え、「引っ張ってもらいながら撮影できているという感じです。すごく助かっています」と笑顔を向けると、松本さんも「とんでもないですよ」と笑顔に。
ここで、美羽の夫・宏樹役の田中さんからのビデオメッセージが紹介されます。
「盛り上がってますかー?」と明るく手を振る田中さんは、宏樹という役柄について「暗いんですよね、北村(一樹)さんと一緒のシーンがあるんですが、カメラが回っていない時に『俺、暗いヤツ大っ嫌いなんだよな』と言われました」と笑います。
過去に3回ほど共演経験のある松本さんの印象については、「若菜ちゃんは、すごく現場の全体を見るし、疲れた素振りも見せないし、女優さんらしからぬ元気なあいさつをする。みんなに愛される人」と絶賛。
続いて、スタッフが深澤さんの印象について聞きますが、田中さんは「深澤さんて誰?」とキョトンとした表情に。これには深澤さんも「えー!」と立ち上がり、「圭くん!思い出してよ!」とスクリーンの中の田中さんに叫びます。
そんな深澤さんのリアクションを見越していた(?)田中さんは、「辰哉が絶対に今何かやってるでしょ」とうれしそうに、「辰哉はちょっと抜けたところもあるし、天然さもあるけれど、めちゃくちゃ計算してますね」とニヤリ。深澤さんは「うそー!」とのけぞって会場の笑いを誘いました。
田中さんは本作について、「リアリティがないようである、絶妙なところを突くドラマ。揺れ動く登場人物の気持ちは誰もが味わったことがあったり共感できたりするものなのでは」と言い、「自分だったらどういう選択をするか」と考えて撮影に挑んでいると明かしました。
田中さんのビデオメッセージに、松本さんが「この通りの明るい方。1番現場を見てくださっていて、私と同い年なんですけれど“先輩”です」と、田中さんの人となりを称賛。深澤さんも「うれしいですよ、圭くんがいきなりいじってくれて」と笑顔を浮かべると、三上アナは「3人の関係性が出来上がっていると伝わりました」とにこやかにコメントしました。
深澤さんは、「圭くんはお兄ちゃん、若菜さんはお姉ちゃんみたい。2人やみなさんに助けられて良い作品が撮れていると思います」と自信をにじませますが、オファーがあった際には「正直なところ、技術的には僕には到底難しい役であり作品。日々、みなさんのお芝居を吸収しています」と語ります。
「大人の恋愛ドラマ」への出演について、Snow Manのメンバーからは、「深澤が?大人の?恋愛ドラマに?」とびっくりされたと明かしますが、「同時に楽しみにもしてくれているとも感じます。放送も見てくれると思う」と顔をほころばせました。

<「どちらが雨女・雨男か」論争に終止符!>

撮影現場での様子を聞かれた2人は、「どちらが雨女・雨男か」という”論争”が勃発していたと振り返ります。松本さんは苦々しい表情で、2人が一緒のシーンで雨が降ってきたけれど、「自分がいない日でも雨が降ったし、(深澤さんが)車から降り立った瞬間に大雨になったこともある」と、まくし立て、「だから私は“晴れ女”なんですよ!」と言い切ります。
三上アナが客席に、どちらが“雨女・雨男”かとたずねると、拍手の多さで深澤さんが圧倒的な票を獲得し、雨男は深澤さんということで、この論争に決着がつきました。
また、本作の情報解禁では、松本さんの両脇の2人がシルエットのみで表現されたビジュアルが、SNSを中心に話題になりました。後頭部のシルエットのみで深澤さんと田中さんだと分かったという投稿が多く見られたことについて、再び田中さんからのビデオメッセージが流されます。
写り込む手や角度にも気を遣ったけれど、「後頭部が田中圭」だと書かれていたことに驚くとともに、「ついに後頭部だけで田中圭だとわかるようになったか」と感慨深そうに語ります。深澤さんも「バレるとは思わなかった」と言い、「ついに後頭部で」と田中さんのコメントを模して笑いを誘いました。

<松本若菜「ただの悪女ではないということをしっかりと描きたい」>

ステージのスクリーンに、第1話の場面写真を映してトークをするコーナーも展開されました。
まずはクランクインの、美羽が宏樹の会社を訪れて、モラハラ的な言葉を言われるシーンについて。三上アナが思わず「田中さんのことを、ちょっと嫌いになりそうなくらいだった」と言うほどのリアルなやり取りが繰り広げられるシーンです。松本さんは、「役は寄り添ってはいないですが、役者として寄り添ってくれる」と、田中さんへの信頼をにじませ、お互いに「ちょっとした言動や目線までも丁寧に拾っている」と、阿吽(あうん)の呼吸であると明かしました。
続いては、美羽と冬月が図書館で偶然に再会する、運命が大きく動き始めるきっかけとなるシーンについて。深澤さんは、「めちゃめちゃ緊張しましたけれど、若菜さんに引っ張ってもらってすごくいいお芝居になったんじゃないか」と語り、今後も「図書館のシーンには注目してほしい」と注目ポイントをアピールしました。
イベントの後半では、記者陣から寄せられた質問に答える場面も。「悪女」というテーマについて聞かれた松本さんは、「1つの出来事ですべての出来事って繋がるんだということを、このドラマを通してすごく感じています。だからこそ“あること”が原因で禁断の扉を破ってそこに入ってしまうけれど、美化はしたくない」とし、「ただの悪女ではないということを、美羽という女性を通してしっかりと描いていきたい」と回答。
「宝物を教えてください」という質問には、「愛猫のもずくちゃんです。私の癒しです。今日も家で待っていてくれています」(松本さん)、「応援してくださっているファンのみなさん。みなさんがいなければ、僕たちはステージに立つこともできないから感謝しています」(深澤さん)と、それぞれ語ると会場からは歓声と拍手が起きました。
最後に松本さんは、「今までにないドラマになっています。出演者も制作陣も覚悟ができています、みなさまにもその覚悟が伝わるといいなと思います」と真っすぐ見据えて、「誰かの目線になって感情移入できると思います。みなさんの一声がはげみになります」と、笑顔でイベントを締めくくりました。

文:藤本昌
撮影:鷹野政起


『わたしの宝物』

毎週木曜22時~放送中
出演:松本若菜、田中 圭、深澤辰哉、さとうほなみ、恒松祐里、多岐川裕美、北村一輝 ほか

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