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#1 FODで配信中のドラマ『HEART ATTACK』に主演する寛一郎さんと三浦透子さんにインタビュー

寛一郎(かんいちろう)さん
1996年8月16日生まれ。東京都出身。2017年に俳優デビュー。映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第27回日本映画批評家大賞の新人男優賞、翌2018年には『菊とギロチン』で第92回キネマ旬報ベストテン新人男優賞など多数受賞。主な出演作に映画『心が叫びたがってるんだ。』、『せかいのおきく』、『首』、『身代わり忠臣蔵』、『ナミビアの砂漠』、主演映画『プロミスト・ランド』、『シサム』、ドラマ『グランメゾン東京』、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』など。2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』に出演する。
三浦透子(みうら とうこ)さん
1996年10月20日、北海道出身。「第94回アカデミー賞」国際長編映画賞を受賞した映画『ドライブ・マイ・カー』ではヒロインを演じ、「第45回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。主な出演作にNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、『エルピス-希望、あるいは災い-』、『ブラッシュアップライフ』、主演映画『そばかす』、など。パルコ・プロデュース2025『星の降る時』(5月10日~上演)に出演。歌手としても活動しており、昨年11月には初のワンマンライブ「三浦透子 at Billboard Live TOKYO 2024」を、今年3月には追加公演「三浦透子 at Billboard Live Tour 2025」として、大阪、横浜での公演を成功させた。

FODにて配信中のドラマ『HEART ATTACK』は、フジテレビと『インビジブル』や『ウォーキング・デッド」などの大ヒット・フランチャイズを手がけるスカイバウンドエンターテインメント(以下、スカイバウンド)が共同で制作する作品。

同名の原作は、政府が人権を否定するほどの特殊な能力を持つ「ヴァリアント」と呼ばれる人々が存在するパンデミック後の世界が舞台のSF作品で、異なる背景をもつ2人の男女が出会い、不条理な世界の中で自由を求める戦い、そこで育まれる愛を描きます。

物語の主人公は、ヴァリアントではあるものの、VCU(ヴァリアント犯罪課)のスパイとして、「奈落」と呼ばれる集落で隔離された人々を監視するウミン(寛一郎)と、インフルエンサーユニット「L」のメンバーとして、動画配信プラットフォームでヴァリアントに自由と権利を求める動画を配信しているエマ(三浦透子)。

ハチマガでは、ウミン役の寛一郎さんとエマ役の三浦透子さんにインタビュー。イギリスに本社を置くシネフリックス ライツによって世界配給される超話題作に出演した心境や撮影で得た手ごたえ、共演の感想を聞きました。

  • 寛一郎 美術セットや世界観など、想像の斜め上をいくSF作品

まずは出演が決まったときの心境から聞かせてください。

寛一郎 「ついに来たか!」と感じましたね。日本で作られるSF、しかも、アメコミ原作の作品に出演することになるなんて想像もしていなかったので、どういう作品になるんだろうと期待と不安が入り混じった心境でした。出演にあたっては、すごく楽しみでしたね。
三浦 「アメリカンコミックスを日本で実写化します」と聞いたとき、想像がまったくできなかったというのが正直なところです。これは大きなチャレンジになるだろうというワクワクと、寛一郎が言ったように「どうやって実現するんだろう」という不安がありました。

世界に配給されることが大きなトピックですね。

寛一郎 日本で制作された作品は国内で完結してしまうことがほとんどですが、時代が移り変わり、自分が携わった作品がより多くの人に見ていただけるというのは嬉しいです。それは日本の方だろうが海外の方だろうが関係なく。だからといって、特別に何かをしようというわけではなく、僕は自分にできることをするだけです。
三浦 国が違えば習慣だったり、価値観だったり、当然違うと思うんです。例えば、私たちがここは共感してほしいと思ったポイントでもあっても、海外で同じように共感してもらえるかといえば、見る人によって違ってくるでしょうし。
そういった部分では合作であるがゆえの難しさがあったと思いますが、寛一郎が言ったように私たちがこれまで取り組んできた作品と大きく違ったという印象はなく、演じる上で生理的に気持ち悪いと感じるところは正直にお伝えして、じゃあどうやって改善していくかということを丸山健志監督と話し合いながら撮影に臨みました。
そこはスカイバウンドさんが寄り添ってくださった部分もあるでしょうし、日本の制作サイドが戦ってくださった部分があったかもしれない。少なくとも私たちは海外の制作さん、配給さんが入ったことをポジティブに感じるのみで、ストレスを感じることがなかったのは皆さんの協力があってのことなんだろうなと思いました。

特に注目してほしいポイントはどんなところですか?

寛一郎 日本でSF作品を制作するってこれまであまり多くはなかったことなので、とてつもなく高いハードルが目の前にありましたが、美術セットや世界観など、皆さんが想像されるSF作品とはひと味違うといいますか、丸山健志監督、八神隆治監督の手によって想像の斜め上をいく作品になっていると思います。
三浦 細かいこだわりが随所にちりばめられていて、例えば、差別する側の「浮世」と、される側の「奈落」にいる人たちの衣装がわかりやすいのですが、それも私にとってはいい意味での裏切りで、「なるほど、こういう角度からくるか!」と驚いたことの一つでした。
奈落の人たちの食事もそうですし、差のつけ方が独特で、そういったものによって世界感がさらに深まり、お芝居をするうえでの大きな助けになりました。

エマのビビッドなファッションがとても印象的でした。

寛一郎 いいですよね。
三浦 最初に登場人物のデザイン画みたいなものをいただいたとき、過酷な境遇におかれているのに、思ったよりも華やかだなと感じたんです。エマたちが着ているものは、おそらく「浮世」から送られてきた古着をツギハギしたり、自分たちなりにリメイクしたりしたもので、それは服だけでなくインテリアもそう。
隔離、監視された世界でただ苦しむのではなく、その中で自分の“楽しい”を見つけて生きていく彼女たちの強さは、私にとっても好きなポイントでした。
次回公開のインタビュー#2では、サイン入りプレゼントのお知らせもあります!

取材 文:荒垣信子
撮影:今井裕治


ドラマ『HEART ATTACK』(全8話)

FODで全話配信中

出演:寛一郎、三浦透子
水間ロン、早乙女太一、向里祐香、SAKURA、めがね、阿部久令亜
白宮みずほ 詩羽 山田健人 松浦りょう 米本学仁 清水くるみ 富田健太郎 ピエール瀧
三浦誠己、村上淳、西田尚美、岸谷五朗 ほか

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