オーバーテイク数が減少

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ピレリが月曜日に発表した統計によると、F1における2015年シーズンのオーバーテイク数が昨年より約20%減少したという。

ケータハムのF1撤退によりチーム数が11から10に減ったこともオーバーテイク数の減少につながっているが、それでも今シーズンの19戦を通したオーバーテイク数は509回で、昨年の636回から大幅に減少。最多はマレーシアGPの60回で、最少はオーストラリアとシンガポールの11回だった。

個人別のオーバーテイク数ではトロロッソのマックス・フェルスタッペンが49回でトップに立ち、ベルギーGPでザウバーのフェリペ・ナスルをオーバーテイクしたシーンはFIAの「アクション・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞している。

レース中、常にトップを走っていたメルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグはオーバーテイク回数が最も少なかったドライバーで、両ドライバーともわずか3回だけだった。

レース中での最多オーバーテイク数は、カナダGPで18位から5位まで順位を上げたセバスチャン・ヴェッテルの13回だった。

シーズンを通して常に後方からのスタートを強いられたマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、スタートで最もポジションを上げたドライバーとなり、合計28位もポジションアップに成功した。(情報提供:GP Update)

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