大物代理人S.ボラス氏、マーリンズのエース右腕の起用法に“介入”へ

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マイアミ・マーリンズは来季、エース右腕のホセ・フェルナンデス投手について、投球回数を制限する意向をすでに示している。しかし、フェルナンデスの起用法について、同投手の代理人を務めるスコット・ボラス氏が“介入”する可能性が20日、浮上した。

フェルナンデスは今年7月、右ひじのトミー・ジョン手術から復帰を果たしたばかり。そのため、チームはフェルナンデスの手術を執刀した医師と話し合いを持ち、来シーズンは同投手の投球回数に制限を設けるという決定を下している。

しかしながら、フェルナンデス本人は「この件については全く知らないんだよ。でも、スコット・ボラスさんが話し合いをする予定だよ。なぜなら自分の代理人なんだからね」とコメントし、ボラス氏が自身の選手起用法についての議論に参加することを示唆した。

その一方で、マーリンズのデービッド・サムソン球団社長は先日、選手の処遇について公然と不満を口にしたボラス氏に対し、来季のチーム運営に関して一切口出しをさせないと断言。両者の間に生じた不和によって、フェルナンデスは今オフ、マーリンズと長期契約を結ぶ可能性も低くなり、トレードで放出されるのではないかとの憶測も流れている。

そんな状況でも、23歳の右腕は「来季もチームメイトとともに、試合に勝利できることを期待している。健康な状態で春季キャンプを迎え、彼らと良い1年を過ごすことができると思っている」と語るなど、2016年シーズンもマーリンズでプレーする見通しだと明かした。(STATS-AP)

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