#2 ドラマ『ヤヌスの鏡』で、
ふたつの人格を持つ主人公を演じる
桜井日奈子さんにインタビュー！
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そう思ってる方が多いかもしれないですけど、実は違いますね(笑)。といいますか、例えば私、Tik Tokをやっているんですけど、「こんなことやってるの？」ってよく驚かれるんです。だから、世間のイメージと「多少のギャップはありますよ！」ということは、お伝えしたいです(笑)。

最終話に、おばあさまと対決するシーンがあるんですが、そのシーンがあると知った日からずっと「どうしよう…」と考えていました。おばあさまもヒロミもユミも、心の中の叫びをすべて吐き出す。汗も、涙もすべて出す、といった感じで頑張ったシーンで、演じ終わったあとに、スーッと、本当に何もなくなって空っぽになりました。「ああ、終わった。良かった」という安心感と、もう何を見ても聞いても心が震えない、心が震えきった感じといいますか。初めての感覚に襲われました。私もそのシーンは早く見たいですね。

そうですね。これまでは、キラキラした女子高生の役が多くて、こういうハードな役は初めて演じましたけど、いい意味でこれまでのイメージを壊してくれるような作品になってくれていると思いますし、これからもっと人間臭い、ドロドロした役にも挑戦したいと、改めて思えるような出会いになりました。

作品を撮り終わった頃に、「歌うことになるかもしれない」と言われまして。歌は特別うまいわけではないので「私で大丈夫？」って思いました。歌うことが決まって音源をいただいた時に、「こんなカッコいい曲、私歌えますか？」と不安になりました(苦笑)。

はい。音源をいただいてから、歌入れするまでにボイストレーニングを2回していただいて。それとは別に、個人的にカラオケに行って、ひとりで何度も練習して。たまたま父が出張で東京に出てくるタイミングもあったので、付き合ってもらったりもしました(笑)。

back numberさんが好きでよく歌っています。それを知っている父が「ヒロイン」という曲を覚えて歌ってくれて。私は父の好きなスターダストレビューさんの「木蘭の涙」を練習して歌いました。

いえいえ(笑)。今回も、あくまでドラマの宣伝として主題歌を歌わせていただきました、ということなんです。今回経験させていただいて、とても楽しかったんですけど…やっぱり私、歌は向いてないかもしれないです(笑)。

料理をちゃんとするようになりました。『ヤヌスの鏡』に入るちょっと前から、「自炊をちゃんと頑張ろう」思って、現場には毎日お弁当を持っていきました。

逆にそれが良かったのかもしれないです。そういう時間があったから、ハードな役を演じる上でリセットする時間になったというか。最近は、私が一番好きな、母の作ってくれる卵焼きの味を再現できるようになりました。

お友達とグランピングに行ったことですね。私、やりたいことリストを作っていて、遊びのカテゴリーの中に、グランピングとか滝行とかゴルフとかあって。3年前からずっとグランピングしたいと思っていたので、それがこの間ついに叶ってうれしかったです。女子ふたりで淡々とお肉を焼いて食べただけなんですけど(笑)。

初めて二重人格の役を演じさせていただきました。不良少女のユミという役に、不安も感じましたが、ユミが何を目的に生まれて、何を企んでいるのか。見ている方はきっとドキドキハラハラすると思いますし、ジェットコースターのようにスピード感のある作品なので、30分があっという間だと思います。一緒にハラハラして楽しんでいただければと思います。ぜひご覧ください！