#1
第6回「ドラマ甲子園」大賞の
ドラマ『受験ゾンビ』
高校生監督・伊藤佑里香さん×主演・玉城ティナさん対談
伊藤佑里香 (いとう ゆりか)さん
名大教育学部付属校3年。脚本を書き始めたのは、中学1年生の時。学校の映画部に入ったのがきっかけ。「高校に入ってからは、有志で映画を作っています。好きな映画は『アパートの鍵貸します』とか」。美術系の大学への進学を希望しており「創作する分野に進みたい」。
玉城ティナ(たましろ てぃな)さん
1997年10月8日生まれ。沖縄県出身。2012年7月、講談社主催の「ミスiD(アイドル)2013」で、グランプリを獲得。同社発行のファッション誌「ViVi」の専属モデルに(2018年卒業)。女優としても活躍中で、ドラマ『世にも奇妙な物語'18秋の特別編』(「マスマティックな夕暮れ」)、映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』『わたしに××しなさい!』『惡の華』(9月27日公開)などに出演。
10月20日にフジテレビTWOドラマ・アニメ、フジテレビTWOsmartで放送されるドラマ『受験ゾンビ』の監督・伊藤佑里香さんと、主演を務める玉城ティナさんの対談が実現。
同作は、高校生を対象にした脚本賞『第6回「ドラマ甲子園」』大賞に選出された、愛知在住の18歳・伊藤佑里香さんの『受験ゾンビ』を伊藤さん自身の監督によってドラマ化するもの。
夏休み中の学校を舞台に、文化祭の準備などで集まった校内の生徒や教師をゾンビ化した13浪中の山本(柄本時生)が襲い始めるという内容。ゾンビにおののきながらも、高校生のリアルな悩みや受験に対して抱えていた本音が明かされていく。
#1では、伊藤さんと玉城さんの対談を、#2では、玉城ティナさんのインタビューをお届けします。
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伊藤監督「見た人が『この人は自分だ』と感じて、心が救われる作品になれば」
高校生の伊藤さんが書いた脚本を読んだ感想は?
玉城
まず、『受験ゾンビ』というタイトルを聞いて「どういうことなんだろう?」と想像できない感じがありましたが、実際に読んでみたら、キャラクターの心理描写が伊藤監督の今の状況と相まって「ゾンビなのにすごくリアリティがあるな」と思いました。
伊藤さんは、どのようなところからこのドラマを着想したのですか?
伊藤
ハロウィンのときに友達と「(自分たちは)受験生だから、受験に苦しんでゾンビになった女子高生のコスプレをやったら面白そうだよね」と言っていたのがなんとなく心に残っていて。ちょうどそのとき、ゾンビ映画やスプラッター映画にハマっていたのもあって、思い切って描いてみようと。当時、高校2年生の終わりで受験が始まった頃だったので、受験の悩みとかを込めた人間ドラマにしたいと思って。そこにスポットを当ててゾンビものを描こうって思いました。
主演のあかりに、玉城さんが決まった時はどう思いましたか?
伊藤
脚本を描いているときに参考に見ていた作品の中に、玉城さんが出演されているものが2作品ありました。演じているのは全然違う役で、その片方が学園のヒロインだけど友達からしたらちょっと鼻につく、という役で。それを見て「この役柄の女の人、ムカつくな、面白いな」と(笑)。
玉城 ありがとうございます(笑)。
伊藤 もう片方は、海外から帰国子女として来て、学校で馴染めなくてみたいな、それはすごく暗い…。
玉城 常に浮いている(女性の)役でした(笑)。
伊藤 (その二役が)あまりにも雰囲気が違って。それまではモデルさんとして意識していたんですけど、「すごい女優さんだな」と感じました。そのあと、玉城さんがヒロインに決まったっていうのを知って、運命的だと思いました。他の役者さんも今まで見た作品に出ている方もいて、「私の作品ではどういう演技を見せてくれるんだろう」と、すごくワクワクしました。
玉城 ありがとうございます(笑)。
伊藤 もう片方は、海外から帰国子女として来て、学校で馴染めなくてみたいな、それはすごく暗い…。
玉城 常に浮いている(女性の)役でした(笑)。
伊藤 (その二役が)あまりにも雰囲気が違って。それまではモデルさんとして意識していたんですけど、「すごい女優さんだな」と感じました。そのあと、玉城さんがヒロインに決まったっていうのを知って、運命的だと思いました。他の役者さんも今まで見た作品に出ている方もいて、「私の作品ではどういう演技を見せてくれるんだろう」と、すごくワクワクしました。
玉城さんは、高校生監督とのお仕事はいかがでしたか?
玉城
そう思わせないくらい、「(今までも)何か撮っているんじゃないのかな?」という雰囲気がありました。初日は緊張もあったと思いますが、わからないことは周りのスタッフさんやキャストにも聞いて、それがすぐに演出に反映されて、次の日、また次の日と良くなっていく感じがありました。私も謙虚に初心を忘れずまっすぐ挑まないとな、と思いました。
伊藤さんは、初めての本格的な撮影現場はいかがでしたか?
伊藤
楽しい雰囲気でできたんじゃないかと思うんですけど、今回(のロケ地となった)桐生市の廃校にずっとこもりっきりで、撮影という形ではあるんですが、ずっと泊まり込みで撮影をしたっていうのが、合宿みたいでワクワクした部分もありました。
玉城 毎日、みんなでご飯も食べていたよね。
伊藤 はい。お昼とかはみんなで食べて。役者さんが一気に集まるシーンは人数も多いですけど、その分話す機会も多くなりますし。撮影では、叫んだり逃げたりとか、ゾンビ役をやるのも初めての方が多かったので、逆に新鮮な感じはスタッフさんにも役者さんにもあって、私はすべてのことが新鮮だったんですけど、楽しい現場だったなって思います。
玉城 毎日、みんなでご飯も食べていたよね。
伊藤 はい。お昼とかはみんなで食べて。役者さんが一気に集まるシーンは人数も多いですけど、その分話す機会も多くなりますし。撮影では、叫んだり逃げたりとか、ゾンビ役をやるのも初めての方が多かったので、逆に新鮮な感じはスタッフさんにも役者さんにもあって、私はすべてのことが新鮮だったんですけど、楽しい現場だったなって思います。
改めて『受験ゾンビ』の見どころを教えてください!
伊藤
作品全体を通してのテーマは、プロデューサーの方と面接したときからずっと変わっていないです。見た人が「この人物は自分だ」と感じられるような人を画面の中で見つけることができたら、自分の理解者がいるような気持になって、心が救われるんじゃないかなと思っていて。
いちばん届けたい同世代の方々に、そういう感じで見てもらえる作品にしたいと脚本の段階から撮影・編集のときまでずっと思っていたので、そこは見ていただきたいです。それと、役者さんの演技がみんなすごく上手で…と普通の言い方になっちゃうんですけど、表情が引き込まれるというか、撮影から1周間以上経っていても印象に残っているので、ぜひ、役者さんの表情にも注目してみてほしいな、と思います。
玉城 『受験ゾンビ』ってタイトルに私がひかれたのと同じように、視聴者の皆さんも「どういうことなんだろう」と、楽しみにされると思います。きっと皆さんが一度は通る、受験や学生時代の記憶を少しずつ思い出しながら、自分はどのキャラクターに近いのか、あてはめてもらいつつ…放送は秋ですけど、夏に撮った役者と監督の熱い気持ちが、皆さんに伝わればいいなと思っています。
いちばん届けたい同世代の方々に、そういう感じで見てもらえる作品にしたいと脚本の段階から撮影・編集のときまでずっと思っていたので、そこは見ていただきたいです。それと、役者さんの演技がみんなすごく上手で…と普通の言い方になっちゃうんですけど、表情が引き込まれるというか、撮影から1周間以上経っていても印象に残っているので、ぜひ、役者さんの表情にも注目してみてほしいな、と思います。
玉城 『受験ゾンビ』ってタイトルに私がひかれたのと同じように、視聴者の皆さんも「どういうことなんだろう」と、楽しみにされると思います。きっと皆さんが一度は通る、受験や学生時代の記憶を少しずつ思い出しながら、自分はどのキャラクターに近いのか、あてはめてもらいつつ…放送は秋ですけど、夏に撮った役者と監督の熱い気持ちが、皆さんに伝わればいいなと思っています。
次回公開の玉城ティナさんのインタビュー#2ではプレゼントのお知らせもあります!
取材・文 鈴木 知子
撮影 今井 裕治
『受験ゾンビ』
10月20日(日)23時~24時
フジテレビTWOドラマ・アニメ、フジテレビTWOsmartで放送
監督・脚本:伊藤佑里香
出演:玉城ティナ、坂東龍汰、堀田真由、望月歩、駒井蓮、湯川ひな、中島広稀、木本花音、佐藤玲、柄本時生
